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西新宿で体験型美術展「Digital×北斎【破章】」 20億画素でデジタル化、忠実に再現

ゴーグルなしで楽しめる「裸眼VR」(イメージ)

ゴーグルなしで楽しめる「裸眼VR」(イメージ)

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 葛飾北斎や歌川広重が手掛けた作品を20億画素でデジタル化した作品が楽しめる体験型美術展「Digital×北斎【破章】」が現在、西新宿の「東京オペラシティタワー」(新宿区西新宿3)4階にある「NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)」で開催されている。

絵画の中に没入するように作品の世界観が体感できる「3Dダイブシアター」(イメージ)

 主催するNTT東日本は、先進テクノロジーを駆使したデジタルデータを活用しながら、地域の価値ある文化や芸術を発信し、空港や病院、介護施設などへデジタル絵画を提供するなど、時間や場所を選ばない新しい文化鑑賞の提案を行ってきた。

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 担当者は「2019年11月に、文化芸術作品の活用による地方創生の取り組みである『Dijital×北斎展【序章】』を行った際、非常に多くの期待を頂いた。それらの声に応えるべく12月1日に同分野に専業で取り組むNTT ArtTechnology社を設立した。2社がおのおののアセットやノウハウを融合することで、大切なデジタルデータを安全に保管・配信する環境を提供し、さまざまな自治体や企業と協力しながら今回の展示の企画運営を行っている」と話す。

 山梨県立博物館が所蔵する北斎の「冨嶽三十六景」全47作品と、大阪浮世絵美術館が所蔵する広重の「東海道五拾三次」全53作品を、所蔵元認定の展示用マスターレプリカで一堂に展示する。「北斎の同コレクションは厳格な保存規約のため門外不出で、これまで公開に大きな制限があった。広重の同コレクションは海外流出品をよりすぐり、日本に買い戻した最新のコレクション。和紙の繊維の一本一本、繊細な刷りの凹凸まで再現されている」と話す。

 併せてモネの「日傘の女」や、ゴッホの「ローヌ川の星降る夜」(共にフランス国立オルセー美術館所蔵)などのマスターレプリカも展示する。「体験型かつ全コンテンツ非接触なので、幅広い年代の方に『体を動かして楽しめた』『子どもも安心して遊ばせられる』と好評いただいている。照明などによる劣化の心配もないので明るい中、近くまで寄って見たり、絵画の写真を撮ったりできるのもデジタルデータを活用した展示ならでは」とも。

 「コロナ禍で従来の集合を前提とした鑑賞が難しくなり、ミュージアム来訪者の分散や絵画のデジタル化など、新たな形でのミュージアム運営への期待も高まっている。同展をショーケースに、今後のニーズに応えながら地方創生につながるような取り組みを進めていけたら」と意気込みを見せる。

 新型コロナウイルス感染対策のため、原則事前予約が必要。観覧料は1,000円(65歳以上、高校生以下無料)。開館日程・予約状況はホームページで確認できる。

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