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新宿に「歌舞伎町レッドのれん街」 戦前からの長屋再生、飲食店など7店

「歌舞伎町レッドのれん街」の外観。赤ちょうちんを正面と両脇の小道に多用した

「歌舞伎町レッドのれん街」の外観。赤ちょうちんを正面と両脇の小道に多用した

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 新宿区役所の裏エリアに、戦前から建ち並ぶ長屋を再生した「呑み喰いの赤提灯横町 歌舞伎町レッドのれん街」(新宿区歌舞伎町1)がオープンして2カ月がたった。

5店が並ぶ1階の様子

 スパイスワークスホールディングス(台東区)とGood market & shops(渋谷区)が手掛けた同施設。両者は2017年、代々木に古民家7棟を丸ごと再生し、8店が並ぶ「ほぼ新宿のれん街」を手掛けるなど、数々の横町のれん街シリーズを展開してきた。

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 「新宿センター街(思い出の抜け道)」の一角にあった総面積約220平方メートルをまとめて再生。担当者は「コンセプトは『裏路地に灯(あか)りをともす』。ディープさだけでは入りづらいので、設計もこれまでの古民家再生の切り口ではなく、昔の長屋らしさや、古き良きものを残しながら、お客さまが安心して楽しく酔える雰囲気を重視してデザインした。1階には大衆酒場、2階にはバーやミックスショーバーとメリハリを付けた」と話す。

 東京1号店となる兵庫の「圧倒的串焼き まるまさ」や、大井町からのれん分けした「牛タン いろ葉」のほか、「東京鉄板酒場 肉徹」「神鶏」「東京串カツ かっちゃん」の5店が1階に、「BAR灯鏡 とうきょう」「muchu(むっちゅ)」の2店が2階に並ぶ。

 「昔ながらの風景を懐かしむ方や、昭和の雰囲気を新しく感じてくださる若年層など、もともと歌舞伎町で飲まれていた方から、これまでは歌舞伎町に足が向かなかったまで、面白いほどさまざまなお客さまにお越しいただいている」と担当者。

 「新宿駅に近く、集まりやすい場所でもあるので、仕事帰りのOLさんやデートでご利用くださる方も。横並び2店舗を貸し切って、会社の歓迎会を40人規模でされた方もいらっしゃった。1階で2~3店舗はしごしてから2階へ行かれる方が多い」とも。

 「明朗会計なので、安心して歌舞伎町らしい遊び方ができると好評いただいている。由緒ある建造物は後世に残っていくが、ただ古い建物や街並みは、新しく建て替えられ消えてしまうことが多い。古き良き街並みを残すことで、今の東京や日本の礎となる歴史を大切にし、資源を最大限活用しながら心のよりどころとなるような店であり続けられれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は各店舗に準ずる。