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ホテル「ザ ノット 東京新宿」 訪日外国人の宿泊8割、アートや音楽発信も

「THE KNOT TOKYO Shinjuku」1階の「MORETHAN DINING-TAPAS LOUNGE-」。窓の外には公園の緑が広がる

「THE KNOT TOKYO Shinjuku」1階の「MORETHAN DINING-TAPAS LOUNGE-」。窓の外には公園の緑が広がる

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 「目の前に広がる公園のように、多様な人々のために」をテーマにした「THE KNOT TOKYO Shinjuku」(新宿区西新宿4)が新宿中央公園の向かいにオープンして3カ月、宿泊客の8割を占める訪日外国人が宿泊だけでなく、4業態ある飲食施設やレンタルサイクルサービスなどを活用している。

外観の様子。右に見えるのがtokyobikeのレンタルサイクル

 いちご(千代田区)が「THE KNOT YOKOHAMA」に続くライフスタイルホテルの第2弾として、ホテルオペレーターである池田創業との協働で開業した。築39年の「新宿ニューシティホテル」を全館改修し、13階建てにスイートルームを含む408室を備える。

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 新宿で開業した経緯についてTHE KNOT推進室の清水みゆきさんは「新宿は訪日外国人全体の約20%が滞在する非常にポテンシャルの高い街。宿泊特化型にもラグジュアリーホテルにも属さないライフスタイル型と言われるホテルはトレンドになりつつありながら、新宿にはあまりなかった」と話す。

 「もともと公園の目の前ながら人通りが少ない場所だった。今回企画立案をお願いした流石創造集団は、青山の国連大学前に『ファーマーズマーケット』を生み、街と街、街と人をつなげるなどクリエーティブなまちづくりを創造してきた。当ホテルも、街や公園とつながり合うことで、より新宿という街を楽しんでいただけるようなハードとソフトを整えられたらと考えた」とも。

 1階・2階には「MOTHERS」が手掛ける、レストランやラウジン、ロビーをつなぐウェルカムスペース「MORETHAN(モアザン)」を設ける。清水さんは「朝7時からオープンする1階のベーカリー、ティースタンドのほか『モアザン ダイニング タパス ラウンジ』は、欧米の旅行者などを中心に多くの方にご利用いただいている。人々が集い、新宿らしい雑多感やエネルギーが感じられるのでは。雰囲気の異なる2階のグリルは、新宿に居ながらゆったりとしたぜいたくな空間を味わってもらえたら」と話す。

 写真展やアート展も定期的に行い、9月には現代美術界で注目される「オラファー・エリアソン」のドキュメンタリーフィルム上映会を開催したほか、毎週日曜の午後、DJによる音楽を聴きながらアート鑑賞や食事をするなど自由に過ごすことができる「PARK WEST AFTERNOON」を開く。

 清水さんは「これから伸びる若手の作品などを展示することで、アートと人をつなぎ、新たな文化発信地になれれば」と話す。11月8日には「世界に通用する韓国流マーケティング戦略の最前線」と題したトークセッションも行う予定。

 「『tokyobike』とのコラボによるレンタルサイクルも提供し、ガイドブックに載らないような店を紹介したローカルマップなども用意している。宿泊される方、近隣で働く方など、時間帯に合わせさまざまな使い方、遊び方で過ごしていただければ」と呼び掛ける。