歌舞伎町周辺で5月13日、新宿最大級の音楽フェスティバル「CONNECT歌舞伎町 MUSIC FESTIVAL 2018」が開催される。
2014年、歌舞伎町内のライブハウスの代表者が立ち上げたコネクト歌舞伎町実行委員会と、歌舞伎町を取りまとめる商店街振興組合の共催で初めて行われた同イベント。屋外ステージ「シネシティ広場」と、歌舞伎町にあるライブハウス5店舗が会場となり、67組のアーティストが参加、日本初の街中音楽フェスティバルとなった。
2017年に行われた2回目は、ライブハウス8店舗と野外ステージに計103組のアーティストが集結。3回目となる今回は、昨年参加した「新宿BLAZE」「新宿LOFT」など全8店に加え、老舗ライブハウス「新宿ACB HALL」とホストクラブ「愛本店」が参加、全10会場を予定する。参加アーティストは61組。
委員長の柴本新悟さんは「出演するアーティスとの契約や運営など、大部分は参加するライブハウスの店長や各担当者が行っているので、定期的な会議などを通して、ライブハウス同士横のつながりが生まれ、日ごとにコミュニケーションが深まっていると感じる」と話す。
「普段は同業者同士だからこそコミュニケーションが取りづらい場面もあったと思うが、それぞれのプロが手腕を発揮しながら、『歌舞伎町を音楽の力で元気にしよう』という目標に向かって注力している」とも。
ライブハウス以外で初参加となる「愛本店」について柴本さんは「日本のホストクラブ文化の礎を作ったパイオニア的な存在。歌舞伎町の風俗文化の一端を作ってきた由緒ある同店の参加は、とても意義のあることだと感じている。分野が異なるイベントを積極的に企画、開催したり、スペースレンタルを行ったりと、イベントを誘致している同店の経験を生かし、音楽ファンが楽しめる特別なコンテンツを提供できれば」と話す。
「『歌舞伎町の音楽シーンがなにやら面白そうなことを始めている』と皆さんに見ていただいていることを実感するようにもなった。新たなカルチャーを発信しようとする当フェスで、普段あまりなじみがない方にも、歌舞伎町の魅力を発見してもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~22時(開場11時)。チケット料金は、前売り=6,000円、当日=7,000円。