新宿の大久保公園特設会場(新宿区歌舞伎町)で8月25日から行う予定だった恒例の「激辛グルメ祭り2020」の開催が、見送りとなった。
世界各国を代表する激辛グルメの店が一堂に会すイベントとして、2013(平成25)年から回を重ね、7回目となる昨年は過去最大の46店舗が出店。期間も6ラウンド制の38日間に期間を拡大して行った。
担当者は「新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら慎重に準備を重ねてきたが、今後の収束見通しが定かでなく、例年通り激辛料理を楽しんでいただける環境が用意できないと判断した。準備中、『イベントをやってほしい』『応援しています』という声も多く頂き、本当にぎりぎりまで検討を続けた」と話す。
今回特別に、イベント会場でしか食べることのできない激辛メニューを、出店予定だった店で楽しむことができる「お店で激辛グルメ」を、イベント開催期間予定だった9月22日まで行う。「店の人たちと共に打ち合わせを重ねて作ったメニューなので楽しんでもらえたら」と担当者。「ホルモン焼 幸永」(歌舞伎町)は、「炭焼き激辛ホルモン」や「激辛!冷麺」「旨(うま)辛!キムチチゲ」を提供。「ダルシムカリー」(西早稲田)は「ダルシムチキンカリー」のほか、独自で仕入れた中東の唐辛子を使った「ダルシムカリー無間地獄」などのメニューを用意する。
担当者は「今年は来場者が20万人を超えるのではと期待もあった。出店予定だった店やメニューも幻のパンフレットとして公開しているので、激辛料理を店やテークアウトしておうちで楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。