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新宿東口駅前に大規模パブリックアート 現代アーティスト起用し広場を刷新

リニューアルした新宿東口駅前の広場(イメージ)

リニューアルした新宿東口駅前の広場(イメージ)

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 ルミネ(渋谷区)が新宿東口駅前の美化整備のため、JR東日本(同)と共同で進めていた広場の大規模リニューアルが7月19日に完成、パブリックアートを中心とした新たな空間が誕生した。

広場に立つ彫刻の完成模型

 「地元との共生」「都市と自然が融合した新型コミュニティスペースの創造」を目指し、美化にとどまらず「ストーリーを語れる場所を作ることで街の発展に貢献したい」との思いから、広場全体がアート作品となるよう計画した。中央には、抽象化した「花束を持っている少年」をモチーフにした7メートルの巨大モニュメントが立つ。「この場所を訪れる方への歓迎の気持ちと、自然を表す花を組み合わせ、都市を連想させる人工物であるステンレスを用いて表現している」と担当者。

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 アート監修・製作は現代アーティストの松山智一さんが手掛ける。松山さんは1976(昭和51)年岐阜出身。NYを拠点に活動し世界各地のギャラリーや美術館で展覧会を開催する。2019年にはキース・ヘリングやバンクシーなどが作品を描いた米「バワリー・ミューラル」の壁画アーティストに選ばれたほか、明治神宮創建100周年を記念した野外彫刻展でも立体彫刻を展示している。

 担当者は起用の理由について「彼の作品の特徴でもある『西洋と東洋』『古典とポップカルチャー』などその相反する要素をサンプリングするスタイルが、オフィス街と繁華街が共存する新宿、世界中の多種多様な人が集まるカオス感の表現に非常にマッチする。アートに詳しくなくても、見るだけで誰もが楽しめる作風」と話す。

 ベンチが組み込まれたアール状の壁や植栽帯部分など、アートと建築が一つになるよう全体の建築デザイン設計を担当したのは「sinato」代表の大野力さん。

 担当者は「地元の方々のコミュニティースペースとして、また国内外から新宿を訪れる方々の待ち合わせや憩いの場として、このランドマーク的な場からグローカルな交流が生まれれば」と期待を込める。