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新宿で写真展「北の島・南の島」-長倉洋海さん、両極に暮らす人々捉える

「深夜二時、白夜の北極海」

「深夜二時、白夜の北極海」

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 新宿東口の「コニカミノルタプラザ」(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)で7月1日より、北極圏と赤道直下で生活する人々を写した長倉洋海(ひろみ)さんの写真展「北の島・南の島」が開催される。

「38年ぶりのカピンガマランギ」(関連画像)

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 長倉さんは1952(昭和27)年北海道釧路市生まれ。時事通信社勤務を経て1980(昭和56)年にフリーのフォトジャーナリストに。以降、世界の紛争地を精力的に取材し、写真集「マスード愛しの大地アフガン」で土門拳賞を受賞するなど受賞歴も多数。現在も世界の紛争地やアマゾンなどの「辺境」に暮らす人々の写真を撮り続けている。

 地球がもつ自然環境の素晴らしさとその大切さを伝える企画展を定期的に開いている同ギャラリー。同展では長倉さんが「狩りの伝統」と「犬ぞりという移動手段」にこだわる「北の島の人々」と、38年ぶりに訪ねたというおおらかでのんびりとした生活を送る「南の島の人々」を捉えた写真を展示する。二つの両極端な島で暮らす人々の生活や表情を伝えることで、この地球上の自然や生き物と共に多様な生活があることを実感してもらい、地球環境について考えるきっかけを提示する。

 7月7日には同展と同タイトルの写真集2冊も発売される。会期中、長倉さん自身による作品の解説や撮影エピソードを披露する「スライドトークショー」も開催。スケジュールはホームページで確認できる。各日定員は60人。

 「自然の恵みを大切に、今日を生きる人々の姿は、暮らしは大きく違っているが笑顔は変わらない。自然とのつながり、人間とのつながり、そして、自然・生き物が人間にとってかけがえのないものだと教えてくれるはず」と同ギャラリー広報担当者。隣のギャラリーAでは同じ会期で、最新のデジタル技術を博物館活動に活用する試みを紹介する企画展「美の計測」(京都国立博物館主催)も開催する。

 開場時間は10時30分~19時(最終日は15時まで)。入場無料。7月20日まで。

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