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西新宿で社会実験「ファンモアタイム新宿」 メインストリートをホコ天に

人工芝を敷いた「都民広場」(イメージ)

人工芝を敷いた「都民広場」(イメージ)

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 新宿副都心4号街路を中心とした公開空地や道路空間などを活用し、人々の滞在・交流を促進するための社会実験「FUN MORE TIME SHINJUKU(ファンモアタイム新宿)2023」が10月13日~15日の3日間、昨年に引き続き開催される。

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 主催は新宿副都心エリア環境改善委員会。同委員会は、西新宿にある民間企業など19者により、2010(平成22)年に設立されたまちづくり団体。前身となるイベント「Shinjuku Share Lounge(新宿シェアラウンジ)」も含め、2015(平成27)年から同様の社会実験を行ってきた。今回のポイントについて、担当者は「今年3月に『西新宿地区再整備方針』が東京都と新宿区により策定された。その中で大きなテーマとして掲げられているのがウオーカブルな都市空間の形成。策定後、初開催となる今回は車道を封鎖する時間を設け、より未来の西新宿を疑似体験できるようにした」と話す。

 会場は、新宿副都心4号・12号街路、都民広場、新宿中央公園 水の広場、新宿住友ビル三角広場。13日7時~20時に4号街路を、14日・15日の7時~20時には4号街路・12号街路を封鎖し、車道も会場になる。担当者は「14日・15日に12号街路で実施する『よさこいパフォーマンス』は車道を踊りながら進む。ぜひ迫力を体感してもらいたい」と話す。15日に行う東京モード学園の学生によるファッションショーでは、「日本文化」をテーマにした衣装で約100人の学生が4号街路を練り歩く。13~15日18時から行う新宿住友ビルの壁面を利用したプロジェクションマッピングは、ビルの高さを生かした演出が特徴。西新宿小学校の5年生が「20年後の西新宿にあったらいいもの」をテーマに描いた絵が、花火と共に打ち上がる映像を投影する。

 昨年に続き、都庁前の都民広場に人工芝を敷き詰め、クッションなどを置いて「くつろぎ空間」を設ける。キッチンカーや移動店舗の出店、ファッションスワップイベント(物々交換)、自動運転車の乗車体験、さまざまなスマートサービスを体験できる「スマートシティフェスタ」など、各会場でイベントを開催。同担当者は「歩行者天国になることで、ビル間の行き来もしやすくなる。会場を回遊して、週末のオフィス街で非日常感を味わってほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時(13日は19時まで)。

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