日清食品、レンジ調理カップ麺「ニッチン食堂」をリニューアル-新商品も

同社マーケティング部ブランドマネジャーの木所敬雄さんと、4つの味の「ニッチン食堂」

同社マーケティング部ブランドマネジャーの木所敬雄さんと、4つの味の「ニッチン食堂」

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 日清食品(本社=新宿区新宿6)は8月30日、レンジ調理カップ麺「ニッチン食堂」のリニューアル商品と新商品を発売。

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 同商品は、水と電子レンジで調理する即席麺。今年の3月に発売した「ニッチン食堂 太麺ソース焼そば」「ニッチン食堂 たらこクリームパスタ」をリニューアルし、新商品「ニッチン食堂 太麺汁なし担々麺」「ニッチン食堂 カルボナーラ フェットチーネ」を発売。容器に適量の水を入れ、レンジで6分間温め、湯切りなしで完成する。

 通常、カップ麺の開発期間は早くて3カ月~4カ月だが、同商品は1年かけて開発した。電子レンジは主婦の保有率、使用頻度も高く、「ルクエ」のスチームケースや「パスタゆで容器」など、近年数々の専用調理器具や商品が登場していることから、電子レンジを使用する商品が「今後の即席麺のあり方にふさわしい」と考え、同商品の開発に着手した。

 容器は、新ジャンルの意味も込めて黒いオーバル型を採用。調査の結果、「最も高級感があり、おいしく見える」ため、この形と色に決めたという。麺自体の形も容器に合わせて卵型にする必要性があったため、設備投資、ライン改造も行った。「どんな形でも作れるラインはないので、(楕円型の容器の導入は)大きな決断だった。ブランディング面でも、『楕円=ニッチン食堂』が浸透すれば」と同社マーケティング部ブランドマネジャーの木所敬雄さん。

 同部の清水さんは「(レンジで)水から炊き込んでいくので、麺に徐々に水が入っていく。鍋のような取っ手をつけたことで『煮込まれた感』を演出し、レンジから取り出すときにも熱くない」と細部のこだわりを明かす。「レンジは機種差がある。いろんな機種で調理しても、吹きこぼれず、安全であることに配慮し何度もテストを繰り返した。調理条件を決めるのは時間と手間がかかった」とも。

 「カルボナーラ フェットチーネ」が好きだという、木所さんは「オフィスで水とレンジさえあれば、すぐにできあがるので、お昼や夜食などに食べてほしい。新商品は濃厚メニューなので、特にこれからの季節におすすめ」と呼びかける。今後の食業界について「秋口にかけて新商品が増えている。プチ贅沢思考が高まるのでは」とも。

 希望小売価格は199円。全国のコンビニ、スーパーなどで販売する。

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