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新宿で漫画家・谷口菜津子さんらグループ展-「自虐ネタ」作品出版記念で

「谷口菜津子展」のイメージ

「谷口菜津子展」のイメージ

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 東新宿にあるギャラリー「新宿眼科画廊」(新宿区新宿5)で6月7日より、グループ展「谷口菜津子展」が開催される。

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 イラストレーターで漫画家の谷口菜津子さん。さまざまな雑誌で漫画やイラスト担当し、独特なタッチでファンを増やしつつある。谷口さんの毎日を描いた漫画ブログ「たにぐちF」では、好物である「レバ刺し」への思いを描いた異色の恋愛漫画「レバ刺しとわたし」を掲載し話題に。自費出版したところ、大きな反響があったという。同ギャラリーのたなかさんは同作品について「奇妙な設定にもかかわらず、好きな相手に素直になれない気持ちや、好きなのに離れなければならないやるせない状況に対する未練など読者が自分自身の恋愛に重ねられるポイントが多々あり、涙なくしては読めない内容」と話す。「ブログは、谷口さん自身の自虐ネタが何ともイタ気持ち良い、変な快感が癖になる」とも。

 「たにぐちF」と「レバ刺しとわたし」は、「わたしは全然不幸じゃありませんからね!」のタイトルで書籍化も決定。出版記念企画となる同展では、谷口さんに縁のあるイラストレーターや漫画家、アニメーターなどが「谷口菜津子の作品」をテーマに制作した作品を1~2点ほど出展。谷口さん自身の作品を合わせ約28点ほどの作品が展示する。展示作品は3,000円~1万円程度で販売もする。

 参加するのは、error403さん、少年アヤさん、中村珍さん、西村ツチカさん、美美介さん、ひらのりょうさん、藤澤ゆきさん、峰なゆかさん、夢眠ねむさん(でんぱ組.inc)など、計20組。

 谷口さんは「絵描きの松尾モノさんのご提案で今回の展示が決まった。自分のために大好きな作家さんたちに作品を作っていただけるなんて、もう一生ないかもしれない。どの作家さんも素晴らしい才能と個性を持った方々。私や展示参加者さんの誰か、何をきっかけでもいいので、展示を見ていただいて今まで知らなかったいい作品との出合いをご提供できたら」と話す。

 会場では、谷口さんによる「似顔絵屋さん」(1枚300円)も展開、最終日には谷口さん著書の先行販売を予定する。

 開催時間は12時~20時(最終日は17時まで)。木曜休廊。6月19日まで。

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