新宿東口にあるコニカミノルタプラザ（新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001）で6月7日より、特別企画展「地球の夜 ～空と星と文化遺産～」と「星空を世界遺産に 星空を世界遺産に ～ニュージーランド テカポ展～」が同時開催される。

映画「未知との遭遇」で広く知られる「デビルズタワー」と星空をとらえた作品

　コニカミノルタプラザでは、数々の自然写真家の作品展示や、「環境と芸術を融させた」アイデアや作品を紹介する「エコ＆アートアワード」など、自然や環境についての企画展を継続して開催してきた。

　今回は「星」をテーマに両展示を企画したという。「地球の夜～」では、世界各国の星景写真家が参加する国際プロジェクト「TWAN（The World at Night）」のメンバーが撮影した作品を展示するもので、日本初開催。世界の絶景や文化遺産と、星や月、彗星（すいせい）などが彩る夜空が写し出された作品約30点を紹介する。

　「星空を世界遺産に～」では、ニュージーランドの南島中央部に位置するテカポで撮影された写真や映像などの作品約20点を展示。テカポは同国で一番の晴天率を誇り、周囲100キロメートルに大きな街がなく暗い夜空が保たれているため、世界でも類を見ないほどの美しい夜空が観測できる町。地球最南端となる「マウントジョン天文台」があるほか、星空を観測するために多くの旅行者が訪れる。近年ではその星空を世界遺産として登録しようとする初めての試みも進められている。

　6月15日にはフリー編集者で国立天文台はやぶさ観測隊の大川拓也さん監修による星空教室を開催する予定。14時～15時、参加無料、定員50人。

　同館館長代理の高橋誠光さんは「世界一美しい星空を新宿で鑑賞し、自然の美しさを体感していただければ」と呼び掛ける。

　開催時間は10時30分～19時（最終日は15時まで）。入場無料。