新宿東口駅前に立つ「クロス新宿ビル」の屋上に設けられた街頭ビジョン「クロス新宿ビジョン」(新宿区新宿3)が7月4日、「新宿アルタビジョン」との新作シンクロ放映を始めた。
2021年7月に本放映を開始した同ビジョン。現在「新宿東口の猫」として知られる巨大猫の3D動画を3種類放映し、「猫の動きが本物のよう」などと大きな反響を集めたという。運営するクロススペース(新宿区)の武石匡央さんは「そのインパクトと話題性で、国内外12個のアワードを獲得し、内閣府のSNSでも『新宿の新名所』と紹介されるほどの反応をもらった」と話す。
今回の企画は本放映開始2周年を記念して行う。シンクロ放映はこれまでもCMなどで展開してきたが、オリジナルコンテンツの「新宿東口の猫」が新宿アルタビジョンに登場するのは初めて。
新作映像「穴覗(のぞ)き編」は猫が、いつもの住まい(クロス新宿ビジョン)である部屋の壁に開いた穴をのぞくと、新宿アルタビジョンの中につながっている映像に仕立てた。映像の企画・制作は、2021年の初回から全ての3D巨大猫映像を制作してきたオムニバス・ジャパンが担当する。
2周年をきっかけに「新宿駅東口を、もっと猫好きが楽しめる場所にしたい」と、書店「猫本専門 神保町にゃんこ堂」(千代田区)がプロデュースするイベントも同ビル内で行う。
武石さんは「これからも新宿を盛り上げるため、新宿アルタビジョンをはじめ近隣の施設と協力しながら、さまざまな企画を展開していきたい」と意気込みを見せる。