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新宿東口駅前に「クロス新宿ビジョン」 3D動画「巨大猫」放映も

「クロス新宿ビジョン」に映し出された3D動画「巨大猫」。インバウンドも多い新宿で「和を感じられる毛色」にと三毛猫になった

「クロス新宿ビジョン」に映し出された3D動画「巨大猫」。インバウンドも多い新宿で「和を感じられる毛色」にと三毛猫になった

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 新宿東口駅前に街頭ビジョン「クロス新宿ビジョン」(新宿区新宿3)が設置され、本放映が始まって2カ月が経った。

ビジョンのある「クロス新宿ビル」外観

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 街頭ビジョンは、1階から3階までにイベントスペースを設け、地下に喫茶店を併設する予定の「クロス新宿ビル」の屋上に設けられた湾曲形状のビジョン。ビジョンのサイズは150平方メートル超で、4K相当に対応する。ビルの運営はクロススペース(新宿区)。街頭ビジョンの運営はマイクロアドデジタルサイネージ(渋谷区)とユニカ(新宿区)が共同で行う。

 ユニカ不動産事業本部の藤沼良丞さんは「ビルが立つ土地は面積こそ狭いものの、世界最大級の乗降客数を誇る新宿駅前という一等地なので、駅前のランドマークとして皆さんに親しんでもらえる方法はないかと考え、屋上に大型ビジョンを設置する計画が立ち上がった」と振り返る。「画面を駅前広場の広い範囲からよく見える湾曲形状にすると共にフォルムを生かした3D映像も放映可能なところが大きなアピールポイントになると考えた」とも。

 現在、「おはよう篇」「おやすみ篇」「おしゃべり篇」の3種類を放映している「巨大猫」の3D動画は、オムニバス・ジャパンのエグゼクティブクリエイティブディレクター・山本信一さんが企画した。猫の表現は「第12回アジア・フィルム・アワード」で最優秀視覚効果賞を受賞した映画「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」で、CGの主役・黒猫と虎のCGスーパーバイザーを担当した青山寛和さんを中心としたチームが手掛ける。藤沼さんは「放映後は『思ったよりビジョンが大きく迫力がある』『猫の動きが本物のよう』などの感想をもらった。ネット上でも広く拡散され、反響は想像以上だった」と喜ぶ。

 オリンピック・パラリンピック期間中には、近隣にある新宿アルタビジョン、ユニカビジョンと共に結果速報などを伝えるシンクロ放映も行った。藤沼さんは「再開発が進み、新宿の東西エリアが地上でもつながれば、『クロス新宿ビル』が南北・東西の歩行者動線の『交差点』になるのでは。今後、新宿観光の拠点のような存在になれれば」と期待を寄せる。

 緊急事態宣言中の放映時間は7時~20時。現在は密にならないよう放映回数を増やしているほか、放映時間の告知を行っている。

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