持続可能な生産現場で作られたガラス瓶入り食品ブランドを集めた「エシカルダイニングセレクション」が現在、新宿のスイーツ＆デリカ「Bonna（ボンナ）新宿中村屋」（新宿区新宿3）で開催されている。

全国各地からセレクトされたガラス瓶入りの商品

　主催する日本ガラスびん協会（新宿区）は2021年に「エシカルダイニング」を提唱し、ガラス瓶は「リサイクル特性・保存性に優れ、天然素材100％で安全、安心なエシカルパッケージ」として、食卓から地域社会の活性化を目指す活動を続ける。

　今回のイベントは期間限定で、ガラス瓶の特性を伝えることを目的に行う。同協会とボンナバイヤーの大谷雅広さん、ガラス瓶詰めブランドのファームキャニング代表の西村千恵さんが「地域の活性化につながる取り組みを基にしている」「自然環境を改善し、無理なく持続できる方法で生産」「伝統的な技術や文化に基づいている」の3つを基準に商品を選定した。

　宮城県女川町の「女川アヒージョ」や岩手県岩泉町「なかほら牧場」、和歌山県海南市「下津きょうだいみかん山」、広島県尾道市「AKEMI LEMON」など全国17ブランドの商品が並ぶ。

　西村さんは「瓶詰めは旬の食材をおいしく保存する、世界中で昔から引き継がれてきた暮らしの知恵。作り手の思いが詰まった瓶詰めによって、社会や環境とのつながりを感じる食卓が生まれたら」と話す。

　大谷さんは「『容器で選ぶ』というエシカル消費のきっかけになると同時に、全国の珍しくておいしい商品と出合ってお客さまの心の満足にもつながれば」と期待を込める。

　当面の営業時間は10時30分～19時30分。3月下旬まで（終了日未定）。