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西新宿を楽しむ「ファン モア タイム 新宿」 芝生の広場、スマートシティー体験も

芝生を敷いた「都民広場」(イメージ)

芝生を敷いた「都民広場」(イメージ)

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 公開空地や道路空間などを活用した社会実験「FUN MORE TIME SHINJUKU(ファン モア タイム 新宿)」が11月19日、始まった。主催の新宿副都心エリア環境改善委員会、東京都が「来街者に楽しい新宿を体験してもらいたい」と企画した。

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 2010(平成22)年、超高層ビルのオーナーを中心とした19者で発足した同委員会。道路や公園などの公共空間、民間超高層ビルの足元の公開空地など、官民オープンスペースの改善と利活用を大きなテーマとして掲げ、西新宿地区全体のエリア価値向上に向けた計画と事業を展開してきた。

 同委員会担当者は「これまで損保ジャパン本社ビルの敷地内に『SOMP美術館』、新宿住友ビル内にアトリウム『三角広場』、新宿中央公園に交流拠点施設『SHUKUNOVA』を整備するなど進めてきた。今回は多様な人々の滞在や交流を促進する取り組みとしてさまざまな試みを行い、その効果の実証を目指す」と話す。

 都庁前にある、通常はコンクリート地面の「都民広場」に人工芝を約1000平方メートル敷く。26日にはキャンプ体験や謎解きラリー、ピアノセッションなど、27日にはよさこいパフォーマンスを行う。超高層ビルの足元広場にはベンチやテーブルなどを設置し、自由に過ごせるようなラウンジを作る。

 併せて行う「西新宿デジタルウォークラリー」は、西新宿エリアに全11カ所設置したスタンプスポットを巡るもので、スマホで参加し、デジタルスタンプを獲得して応募した人に抽選で景品を進呈する。

 25日からは「スマートシティフェスタ」を行う。東京都デジタルサービス局の担当者「2020年度に『西新宿スマートシティ協議会』を発足し、デジタルサービスによるワーカーや来街者の生活の質の向上に取り組んできた。『スマート東京』の先行実施エリアである西新宿で、先進のデジタル技術を活用しXR技術、自動運転、ロボット技術などのスマートサービスを体験してもらえたら」と話す。

 メイン会場となる「三角広場」に26社の企業や団体が展示ブースを出展する。ほかに東大発の知識集団「QuizKnock」がスマートシティーに関連したクイズを出題する参加型クイズ大会や、eスポーツイベント「ぷよぷよeスポーツ 西新宿の陣」などを行う。サブ会場は新宿駅西口広場イベントコーナー。

 担当者は「小さな子どもも楽しめるコンテンツが多くあるので、家族みんなで遊びに来てもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~19時。今月27日まで。

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