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西新宿で電動キックボード公道実証 スマートシティー化実現目指す

西新宿のスマートシティー化計画イメージパース

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 西新宿周辺で現在、電動キックボード公道実証が行われている。

連携協定式の様子。左から、Luup代表取締役兼CEO 岡井大輝さん、新宿副都心エリア環境改善委員会事務局長 小林洋平さん、西新宿スマートシティTF事務局 村上拓也さん

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 電動・小型・1人乗りの電動マイクロモビリティーのシェアサービス「LUUP(ループ)」を展開するLuup(渋谷区)は、9月に新宿副都心エリア環境改善委員会(新宿区)と「西新宿地区のスマートシティ化推進に向けた連携協定」を締結した。同公道実証は協定に基づく取り組みの第1弾として行うもので、政府認可を得た上での実施は日本で初となる。

 担当者は「電動キックボードは、現在世界で唯一普及している電動マイクロモビリティー。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防する新しい生活様式を定着させていくことが求められている中、1人乗りで利用でき、3密を避ける有効なモビリティーでもあると思う』と話す。

 実証参加者1人に1台ずつ貸し出す電動キックボードは、専用アプリで鍵を解除し、規定エリア内を走行できる。料金は月額3,000円×6カ月間(その間の実証で走行距離が一定距離を超えた人には1万円キャッシュバック)。「事前公募では提供台数に対して十分な申し込みをいただいた。順次電動キックボードの受け渡しを進め、現在は参加者それぞれが日々の移動で活用している」と担当者。

 「当実証を通して、西新宿エリアに在勤する方々に新しい移動手段を体験いただくと同時に、電動キックボードの適切な走行条件を検討していきたい。将来的にはスマートシティの実現に向けて、電動キックボードのみならず、小型電動アシスト自転車のシェアサービスの導入も予定している」と意気込みを見せる。

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