クリエーティブの祭典「rooms(ルームス)41」が10月15日から、新宿住友ビル三角広場(新宿区西新宿2)で開催される。15日・16日は業界関係者向けに行い、17日は「MARKET DAY」と題し一般来場者も入場できる。
「クリエーターと社会をつなぐ」ことを目的に2000(平成12)年、12ブランドからスタートした同イベント。担当者は「ファッション、ライフスタイル、アート、パフォーマンス、飲食などさまざまなジャンルから延べ1万組以上のクリエーターが参加してきたトレードショーで、年に2回、各会期とも国内外から300~400ブランドが集結する。これまでの動員数は通算50万人に上る」と話す。
「過去には地場産業の活性化や、サステナブル、エシカル消費の定着を目的に掲げたほか、多様性をテーマにしたプロジェクトを発表するなど、マーケットに向けて新しい発想や概念を提案し続けてきた。2017(平成29)年以降は関係者だけでなく一般にも公開したことで、多くの方に来ていただくようになった」とも。
毎年2月と9月に代々木体育館で行ってきたが、今回は新型コロナウィルスの影響で時期と、オリンピックの影響で会場を変更して行う。今回、2020年LVMHプライズ優勝者の一人にも選ばれ、世界で活躍するファッションデザイナー「TOMO KOIZUMI」は国内初展示となる最新コレクションを含む4シーズンのアーカイブピースをミックスした特別展を展開する。次世代デザイナーを発掘、育成するために同デザイナーと「rooms」がコラボし立ち上げたインキュベーションプロジェクトで選出した3人のデザイナーの初展示も行う。
ほかに、ホスト出身で実業家のROLAND(ローランド)さんと、タキシードデザイナーの横山宗生さんが手掛けるメンズアパレルブランド「クリスチャンローランド」が初出展。アートの会社「OVER ALLs」は同イベントのテーマでもある「手を動かす」を作品テーマにライブペイントを行い、全長13メートルの巨大壁画を制作する予定。
「各エリアでは、クリエーターと直接コミュニケーションを取ったり、その場で買い物をしたりすることもできる。普段なかなか出会えないクリエーターと語り、つながってゆくことで知識を深め、感性を刺激し、より彩り豊かな日常を送るヒントを得るきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時。料金は前売り=1,000円、当日=1,500円。中学生以下は無料(保護者の同伴必要)。