「小田急百貨店オンラインショッピング」が8月10日、商品紹介のライブ動画配信中に、視聴者が配信者と対話しながら商品を購入できるサービスをトライアルで実施する。

商品をライブ動画で紹介する様子（イメージ）

　小田急百貨店がキタムラ・ホールディングスグループで、写真を軸とした新規事業を創出するCCCフォトライフラボ（共に新宿区）と協業して取り組む「接客特化型ライブコマース」で、複数の視聴者へのライブ動画配信中に、希望すれば配信者と直接言葉を交わしながら接客を受けることができる。

　担当者は「新しい生活様式に合わせた買い物環境が求められる中、同社で初めての試みとなる企画。オンラインで接客したり、ショッピングサイトを見ていただいたりできるよう、写真や映像に強みのあるCCCフォトライフラボさんと組んで、通常とは一味違ったやり方にトライすることになった」と話す。

　ウェブ会議ツール「Zoom」で配信する。視聴者は「手を挙げる」機能を使うことで、一対一で接客を受けている感覚で商品の購入を検討できる。「接客のやり取りは視聴者全員で共有できるので、多数の視聴者に向けた発信形式のような臨場感を味わったり、他の人のやり取りを聞いて自身の疑問を解消したりしてもらえたら。接客を受けている人の顔は表示されないので安心して参加できる」と担当者。「Q&A」機能を使って配信者へテキストでの質問も可能。

　今回は、同百貨店の自主編集ショップ「creatorie（クリエタリエ）」で取り扱っている「XSORI（エクセソリ）」のアクセサリーを販売する。担当者は「トライアルの検証結果を踏まえて、今後もカテゴリーを変更しながら継続していく予定」と意気込みを見せる。

　実施時間は20時～21時（予定）。参加には事前にスマートフォンもしくはパソコンに「Zoom」アプリのダウンロードが必要。