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歌舞伎町で「たてもののおしばい」 屋外広場囲む建物にプロジェクションマッピング

新宿歌舞伎町シネシティ広場で開催される「たてもののおしばい 歌舞伎町の聖夜」(イメージ)

新宿歌舞伎町シネシティ広場で開催される「たてもののおしばい 歌舞伎町の聖夜」(イメージ)

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 屋外広場を囲む建物にプロジェクションマッピングするアートイベント「たてもののおしばい 歌舞伎町の聖夜」が12月23日・24日の2日間、新宿の歌舞伎町シネシティ広場(新宿区歌舞伎町1)で開催される。歌舞伎商店街振興組合主催、歌舞伎町タウン・マネージメント共催。

総合演出を手掛けるアーティスト、髙橋匡太さん

 「たてもののおしばい」は、建物に映像投影することで、声や表情、人格を与え物語を生み出していく、アーティスト・髙橋匡太さんによるアート作品。今回総合演出も務める髙橋さんは、1970(昭和45)年京都生まれ。光や映像によるパブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など国内外で活動を行う。東京駅100周年記念ライトアップや、京都・二条城、十和田市現代美術館など大規模な建築物のライティングプロジェクトなども手掛ける。

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 新宿東宝ビル、ヒューマックスパビリオン、第二東亜会館の3つの建物に普段見えない顔が浮かび、会話劇を繰り広げる同作品。担当者は「かつては同広場を囲む、東宝、ヒューマックス、東亜興行、東急レクリエーションの4つの建物のオーナーが『四葉会』を結成し、互いに協力し合っていた。ビル老朽化や再開発の中で集まる機会がなくなっていた旧四葉会のメンバーが約10年ぶりに再び集まり、新たに建設されたアパホテルも加わって、皆の協力の下に実現した企画」と振り返る。

 脚本・演出は野上絹代さんで、それぞれのビルが持つ歴史や現在を背景に人格が形成された。ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町はかつて存在した大衆劇場「ムーランルージュ新宿座」が、第二東亜会館は、11月にオープンしたナイトクラブ「WARP SHINJUKU」がモチーフとなり、新宿東宝ビルは、元々あった「新宿コマ劇場」の新たな姿として登場する。

 担当者は「夜にかけてネオンがきらめき、にぎわい出す繁華街では、各店舗が協力して明かりを消さなければ壁面に映した映像ははっきり見えない。広場や建物、テナントの消灯が実現したことでようやく成立することができる作品。疎遠になってしまった地元の企業が、再び顔を合わせて話せる日がやってきたことが、今回の作品には込められているのではないか」と話す。

 音楽は山中透さん、映像出演はひょっこりはん、小川暖奈さん(スパイク)さん、EXIT。「歌舞伎町に本社を置く吉本興業の人気芸人が演じている点も魅力の一つ」とも。

 「40年以上、街を見守り続けている2つの建物の会話を中心に、当イベントを通じて、かつての歌舞伎町の様子や広場のこれまでのエピソード、歌舞伎町という街を知る機会にもなれれば」と期待を込める。

 上演時間は両日とも18時~、18時30分~、19時~、19時30分~、20時~、20時30分~の6回。各回約30分。観覧無料。

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