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都庁「トーキョーワンダーウォール」で気鋭画家・辻孝文さん作品展

2月の展示「Yumeno hanashi」(2010年 キャンバス、アクリル、ニス 72.8×91センチ)

2月の展示「Yumeno hanashi」(2010年 キャンバス、アクリル、ニス 72.8×91センチ)

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 月替わりで東京都庁の空間に公募受賞作のアートを展示する「トーキョーワンダーウォール」で2月3日より、若手画家・辻孝文さんの作品が展示される。

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 昨年10月より展示が始まった「トーキョーワンダーウォール都庁2010」。辻さんは、全国から公募して選ばれた次世代を担う芸術家12人のうちの1人。受賞作を含む7点が展示される。場所は都庁第1本庁舎3階と都議会議事堂を結ぶ南側空中歩廊。

 辻さんは1985年生まれの岡山出身。第6回雪梁舎フィレンツェ賞入選のほか、KARUIZAWA HEARTLAND DRAWING BIENNALEで入選、モントリオール国際芸術祭やメルボルン日本芸術祭でも賞を受賞するなど期待される若手画家。

 受賞作は「Yumeno hanashi」。今回の展示を辻さんは「自然が作り出す風の音、鳥の声、川の音であふれている空間に入ったとき、日々生活している日常とは違う世界に行っているようなそんな気持ちになることがある。そんな『非日常な世界』を形にしたくて制作した。少しでもその空気感が伝えられたら」と解説する。

 初日には、この日のために岡山から上京した辻さん自身が自分の作品解説をし、来場者からの質問にも答えるオープニングトークに臨む。都の担当者は「辻さんは一生懸命でまじめな人。SUMMER SONIC 08などのフェスティバルではライブイベントをしたり地元アーティストとコラボレーションを行ったり、活動は多岐にわたる」と話す。

 オープニングトークは17時30分~18時30分。展示スペースの開場時間は9時~17時30分。土曜・日曜・祝日休場。入場無料。展示は今月24日まで。

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