佐藤美術館で諏訪敦展「複眼リアリスト」-超絶描写能力による人物像も

諏訪敦さんの絵画作品展「複眼リアリスト」が佐藤美術館で開催される

諏訪敦さんの絵画作品展「複眼リアリスト」が佐藤美術館で開催される

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 佐藤美術館(新宿区大京町31-10、TEL.03-3358-6021)で1月17日より、細密描写画家・諏訪敦さんの絵画作品展「複眼リアリスト」が開催される。

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 諏訪さんは1967年北海道出身。武蔵野美術大学院卒業後、1994年から文化庁派遣芸術家在外研修員として2年間スペインマドリードに在住。1995年に東洋人として初めて第5回バルセロ財団主催国際絵画コンクールの大賞を受賞した。帰国後は、「現代リアリズム展」「文化庁主催DOMANI展」、中国上海美術館で行われた「日本現代作家作品展」などに招待出品を続けるかたわら、個展では、前衛舞踏の先駆者大野一雄さん・慶人さんを1年間追ったシリーズ作品や日本在住の多様な来歴を持つ女性たちを題材にしたシリーズ「JAPANESE BEAUTY」、一般人モデル協力者の生活空間を切り取り、本来秘匿されるべき寝姿を描写したシリーズ「SLEEPERS」などを発表。超絶的描写能力による人物画を中心とした現代コンテンポラリーアートの旗手として、個性的な活動を続けている。

 同展は、初期作品の「大野一雄・慶人シリーズ」「SLEEPERS」から新シリーズ「Stereotype」まで約50点を展示し、これまでの諏訪さんの経歴を網羅した内容となっている。同展担当者は「同展は現代絵画の行方を考察するもの」と話す。2月5日から展示作品の1部展示替えを予定。

 開館時間は10時~17時(金曜のみ19時まで)。料金は、一般=500円、学生=300円。月曜定休。2月24日まで。

諏訪敦公式ホームページ佐藤美術館

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