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幻の日本宮を再現-『第34回有田・伊万里やきもの夏まつり~ヨーロッパで愛された古伊万里』開催

写真=展示の様子

写真=展示の様子

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 京王プラザホテル新宿(新宿区西新宿2、TEL: 03-3344-0111)にて、7月31日(木)まで『第34回有田・伊万里やきもの夏まつり~ヨーロッパで愛された古伊万里』が開催されている。佐賀県との共催。

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 同イベントは2016年に有田焼創業400年を迎えるにあたっての共同特別展示企画の第一弾。2014年から毎夏に開催を予定し、今回は同ホテルのロビーに幅7.4メートル、高さ3.6メートル、奥行2.7メートルの宮殿装飾を設置。宮殿の壁面には伊万里・有田焼の窯元たちが17世紀半ばに輸出された古伊万里の特色を生かしながら再現した磁器が展示されている。さらに、18世紀に実際に輸出され、ヨーロッパの王侯貴族の宮殿を飾った、九州陶磁文化館所蔵の貴重な古伊万里の展示も。

「遥か江戸時代に海を渡って外国で愛された有田焼はジャパンブランドの草分けともいえる。ドイツ・ザクセン公国のアウグスト強王は、化学者や錬金術師に命じて1710年にマイセン窯を開窯させ、自国の兵隊600人と東洋磁器を交換するほど磁器を熱愛していた。彼が設計図を描かせた『日本宮』は全18室すべてを磁器で飾る壮大な計画だったが、彼の死により実現されなかった」と京王プラザホテルの担当者。

「今回は完成までに至らなかった幻の宮殿『日本宮』をイメージして佐賀県が制作。ご宿泊の外国人のお客様を はじめ、多くの方々から感嘆の声をいただいているので、この機会に是非足を運んでいただければ」とも。

入場は無料。
展示販売は8月3日(日)まで。
7月22日(火)には特別イベント「ヨーロッパの王侯貴族に学ぶ古伊万里の魅力~佐賀を味わう午餐会~」も開催予定。
詳細はhttp://www.keioplaza.co.jp/event/arita/index.html

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