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損保ジャパン東郷青児美術館でオランダ・ハーグ派展-ゴッホが“大物”と呼んだ画家たち

ヤン・ヘンドリック・ヴァイセンブルフ「トレックフリート」(1870年、ハーグ市立美術館所蔵)
Collection Gemeentemuseum Den Haag, The Hague, The Netherlands

ヤン・ヘンドリック・ヴァイセンブルフ「トレックフリート」(1870年、ハーグ市立美術館所蔵) Collection Gemeentemuseum Den Haag, The Hague, The Netherlands

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 損保ジャパン東郷青児美術館(新宿区西新宿1、TEL 03-5777-8600)で4月19日から「ゴッホの原点 オランダ・ハーグ派展-近代自然主義絵画の成立-」が開催されている。

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 ハーグ派とは、ポスト印象派の画家フィンセント・ファン・ゴッホが「大物(マストドン)」と呼んだ、19世紀後半のオランダ・ハーグで活動した画家たちを指す。ハーグ派はフランス・バルビゾン派の写実主義に影響を受けながら、17世紀オランダ黄金時代の絵画を再評価。屋外での自然観察を基盤とし、風車や運河、船、海といったオランダならではの風景や、漁業・農業従事者などそこに生きる人々をモチーフとして描いた。

 同展は、このハーグ派に焦点を当てた日本初の展覧会。オランダ・ハーグ市立美術館の所蔵作品を中心に、クレラー=ミュラー美術館および日本国内に所蔵されているハーグ派の作品を紹介する。さらにバルビゾン派の作品やハーグ派の影響を受けたゴッホとピート・モンドリアンの初期作品も併せて展示する。また5月10日には、13時30分から同館学芸員によるギャラリートークも実施される。

 「バルビゾン派から始まり、ハーグ派、そしてゴッホ、モンドリアンへとつながる近代自然主義絵画の流れが見られる構成となっている」と、同美術館担当者。

 観覧料は一般=1,000円、大・高校生=600円ほか。開館時間は10時~18時。金曜日は20時まで(入館は閉館30分前まで)。月曜休館。6月29日まで。

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