新宿眼科画廊(新宿区新宿5、TEL 03-5285-8822)で現在、新宿眼科画廊5周年記念展「exceeds it!」が開催されている。
同画廊は2004年に歌舞伎町に開設され、2007年に路面へと拡大。現代美術を中心に、写真やインスタレーション、映像作品などを4つのスペースに展示する。「新宿は演劇や文学、写真など文化的にも特徴のある街。あらゆるジャンルの表現をより身近なものにしたい」というコンセプトで運営されている。
画廊の名前は「目の保養になる場所」になるようにという思いが込められており、眼科とは関係ない。新宿眼科画廊の指紋のようなマークは台風の目。「渦巻きがグルグルする中心部から、何か得体の知れない面白いことを発生させていきたいと常々もくろんでいる」(同画廊オーナーの田中さん)。
今回の展示は「この5年間で出会い、ともに歩んだ」38人の作家が参加。平面、立体、映像など1人1作品ずつ計38作品を展示する。
田中さんは「この5年間は予想もしない出来事の連続だった。多くの出会いが支えとなり、爆笑や悔し涙とともに、現在形を築くことができた」と話す。「まだまだ未熟な画廊だが、今後も初心を忘れることなく、常にニュートラルな場として既存の壁を破壊し、物おじすることなくさまざまな展示を行っていきたい」とも。
営業時間は12時~20時(最終日は17時まで)。今月10日まで。