ユニークな名前のギャラリー「新宿眼科画廊」-歌舞伎町で個性放つ

新宿眼科美術館では2月8日から、設楽玲子作品展「ハダイロヤモタテハになる夢」を開催する。

新宿眼科美術館では2月8日から、設楽玲子作品展「ハダイロヤモタテハになる夢」を開催する。

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 現代美術を中心に、写真やインスタレーション、映像作品などを展示している新宿眼科画廊(新宿区新宿5、TEL 03-5285-8822)では、定期的に独特のセンスを持つアーティストを積極的に紹介している。

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 2004年12月、「新宿という、多様な文化が混じりあい共生する街の中心に本格的な展示空間を構え、一方的なアイデンティティの提示ではなく、『わからないこと』を共有したい」との考えから、花園神社やゴールデン街近くにオープンした同画廊。

 「従来のギャラリーの常識にとらわれず、演劇や音楽、フォトジャーナリズムなどのあらゆる表現が、より身近なものになるように」というコンセプトで運営されており、現在は個性的な若手アーティストを中心とした個展などを行っている。

 昨年7月に改装し、従来のスペースに3つの空間が加わり、現在は4つの空間それぞれが個性的な展示室となっている。ユニークな名前の由来は「目の保養になる場所」という意味で、本来の眼科とは無関係。同画廊担当者は「たまには自分のメガネを外して誰かのレンズで世界をのぞいてみると、新しい発見があるかも」と話す。

 同ギャラリーでは2月8日から、設楽玲子作品展「ハダイロヤモタテハになる夢」を開催する。1978年群馬出身の設楽さんは、身体表現を中心に内的なこころの世界を表現するアーティスト。2001年からさまざまな展示会へ出品を続けており、近年は「敏感肌展」(GalleryArtPoint)、「Flying iris Pllination展」(imoa)などがある。今回のタイトルにある「ハダイロヤモタテハ」とは架空の蝶のことで、設楽さんは「繭にこもったような、ふんわりと包まれた状態の、そのふわふわと『たゆう』部分が、人生の核の部分、多くの人が最も大きな時間とエネルギーを費やす部分なのだと思う」という。

 営業時間は12時~20時。展示会開催期間以外は休廊。

新宿眼科画廊

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