新宿マルイ カレン、開店控え内部公開-ユニクロ初コンセプト店も

2月27日にオープンした「新宿マルイ カレン」

2月27日にオープンした「新宿マルイ カレン」

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 丸井グループ(中野区)は2月26日、「新宿マルイ カレン」(新宿区新宿3、TEL 03-3354-0103)のリニューアルオープンを翌日に控え、関係者向けに内部を公開した。

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 全フロアを通したコンセプトは「ファストファッション」。ファッションと価格に対する時代の変化に対応する。ターゲットは10~20代女性。各フロア、ショップ同士の垣根を緩やかにした環境を意識した。店名は英語で「現代の」「最新の」などを意味する「Current」と、「可憐(かれん)」を掛けて命名し、「来店者が『カレン』に輝けるための場所でありたいという願いを込めた」(同社)。

 フロア構成は、地下2階=3,900円、4,900円、5,900円の3プライスを特徴とする「コノーボ」などのレディスシューズショップを集積、地下1階=「ローリーズファーム」のニューラインなどトレンドアイテムを手ごろな価格で提供する「TC&ローリーズ」、1階=「サマンサタバサ プチチョイス」などのファッション雑貨、2階~6階=ユニクロ初の「ガールズコンセプトショップ」「ユニクロ新宿マルイ カレン店」や人気レディスブランドのほかネイルサロンも、7階=水着や浴衣などシーズンアイテムを取り扱う「スタジオゼロワン」など、8階はキャラクターグッズ・書籍なども扱う雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」が1フロアを占める。

 7階イベントスペース「ビートセブン」で開かれた会見では、丸井の猪野明常務とユニクロの大笘直樹上席執行役員COOが出席した。

 同ユニクロ店舗では、自社のウィメンズラインアップからガールズアイテムをセレクトする。郊外店舗のように売り場が広くないため、商品の回転を良くし、1カ月ごとにほとんどの商品を入れ替え、他店舗より新商品を早く入荷するのが特徴。プロデュースはクリエーティブディレクターの佐藤可士和さん、店舗デザインはインテリアデザイナーの片山正通さんが手がけた。店内には、シーズンのファッション情報を発信する42インチのシームレスマルチディスプレーを設置。店内中心部にはショーケースに入った6体のマネキンが回転し、旬のコーディネイトを全方向から見ることができるほか、下部の電光掲示板には英字のメッセージが表示される。

 大笘上席執行役員COOは「この店ではファッションに敏感な若い女性に向け、ガールズスタイルの発信を行っていく。これからウィメンズ商品を強化していくので小さいながらも拠点を持つことが大事だと考える。グローバルブランドとしてより多くの人に認知していただくため、今後も有効的な手段を取っていきたい。変化し続けることが魅力につながると思う」と話す。

 猪野常務は「今回のリニューアルのためマルイの常連客や、マルイを『卒業した』元常連客などの要望を調査し、店舗作りに反映させた。『マルイの中にユニクロが入っていれば』という意見が多く寄せられたこともあり出店が決定した。若者はトレンドアイテムほど低価格で購入したいと思っているので、同館は来店者の期待に応えられるのではないか」と話す。

 営業時間は11時30分~21時(日曜・祝日は20時30分まで。オープン後3日間は11時~)。

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