東京芸術大学デザイン科出身者の作品展-大京町・佐藤美術館

同展は中島千波研究室出身作家たちによる研究発表のためのグループ展

同展は中島千波研究室出身作家たちによる研究発表のためのグループ展

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 佐藤美術館(新宿区大京町、TEL.03-3358-6021)で現在、東京芸術大学デザイン科描画系作品展「ShinPA」が開催されている。

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 同展は、中島千波研究室(=東京芸術大学デザイン科描画・装飾研究室)の出身作家たちによる研究発表のためのグループ展で、同室出身か在学中の作家24人の作品を展示している。2006年に「おぶせミュージアム・中島千波館」(長野県上高井郡)で開催された同名の展覧会の巡回展として開催されている。タイトルの「ShinPA」は、「新しい波」と中島千波の「波」から命名したもの。

 中島千波さんは1945年長野県出身の現代美術家。1965年に東京芸術大学美術学部日本画科に入学後、院展や山種美術館賞、日本画裸婦大賞展大賞などさまざまな受賞歴を持つ。宮尾登美子さん作「きのね」(朝日新聞連載小説)や永井路子さん作「姫の戦国」(日本経済新聞連載小説)の挿し絵を制作し注目を集めるかたわら、後進の指導・育成に努めてきた。現在は東京芸術大学美術学部デザイン科教授や日本美術家連盟会員常務理事を兼任する。

 同館を運営する佐藤国際文化育英財団は、美術を専攻する国内外の学生への奨学援助などを行っていることから、「中島千波さんの趣旨に賛同し本展を開催するもの。次代を担う作家たちの力作をぜひご高覧ください」(同館担当者)と話す。

 開催時間は10時~17時(金曜は19時まで)。月曜休館。4月27日まで。

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