新宿松竹会館、シネコンへの再開発始まる

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 松竹(中央区)は6月12日、新宿松竹会館再開発ビル(仮称)の着工を始めた。

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 同ビルは、旧新宿松竹会館(新宿区新宿3)の老朽化に伴う再開発のため「新宿ピカデリー1・2・3・4」を5月14日付けで閉館、解体に取り掛かっていたもので、新ビルは地上12階建て地下2階となる。

 新ビルは、地上3階から12階がマルチコンプレックスシアターとなり、10のスクリーンが導入され、座席数は2260席を予定している。地下2階から地上2階まではテナントが入る。入居するテナントは未定。敷地面積は487.36坪で、投資額は60億円を試算している。

 同社再開発担当者によると「1番スクリーンにゴンドラ席のプレミアムシートを90席配置するなど、2007年2月にオープン予定の東宝系シネマコンプレックス「バルト9(仮)」との差別化を図っている」という。

 興行収入は年間稼働率35として22億円、売店収入などを含めると27億円を見込んでいるという。同ビルは2008年9月のオープンを予定している。

松竹

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