「BELLUSTAR TOKYO,A Pan Pacific HOTEL(ベルスター トーキョー ア パン パシフィック ホテル)」(以下ベルスター トーキョー)と「HOTEL GROOVE SHINJUKU,A PARKROYAL HOTEL(ホテル グルーヴ シンジュク ア パークロイヤル ホテル)」(以下ホテル グルーヴ)が5月19日、新宿・歌舞伎町の「東急歌舞伎町タワー」(新宿区歌舞伎町1)に開業した。
「HOTEL GROOVE SHINJUKU,A PARKROYAL HOTEL」客室内の様子
東急ホテルズ&リゾーツ(渋谷区)が運営する。開発に携わった東急の河添麻以さんは「海外の旅行者の中には、宿泊したホテルでのゆったりとした時間を楽しみつつ、日中や夜はダウンタウンで遊びたいという声も多く聞く。今回同じ建物内に2つのブランドのホテルを作ったが、遊びに行きたい時に街へ出かけたり、すぐに戻ってきたりできる立地の魅力は大きいと思いながら開発してきた」と話す。
39階~44階に位置する「ベルスター トーキョー」の客室は97室あり、日本の伝統文化を織り交ぜたインテリアと幅約7メートルの窓が特徴。ホテル最上部の45階~47階には「天空のプライベートヴィラ」と呼ぶ最大277平方メートルの広さを含む計5室のペントハウスを展開するほか、3層吹き抜けのレストラン&バーも併設する。
ライフスタイルホテル「ホテル グルーヴ」は20階~38階に全538室を有する。内装デザインはミッドセンチュリーモダンを基調にする。ホテル階とさまざまなエンターテインメント施設が集積した下層階をつなぐ17階には、宿泊者、来街者が共に利用できるレストラン、バー、ジェラート店、オープンテラス、パーティールームなどからなる「JAM17 DINING & BAR」を展開する。
副総支配人の秋元成康さんは「コロナの影響も収束し、東急歌舞伎町タワーも4月14日の開業から連日にぎわいを見せている。ホテルも訪日外国人の予約が増加傾向で、主にシンガポールやタイなど東南アジア、米豪からの訪日客が増えている。収入面では計画値を上回る見込みとなっていて、順調な滑り出しと感じている」と話す。