新宿の歌舞伎町に開業した複合施設「東急歌舞伎町タワー」(新宿区歌舞伎町1)に、羽田空港、成田空港への空港アクセスバスターミナルが新設されて1カ月がたった。運営は東急トランセ(目黒区)、東京空港交通(中央区)。
東急、東急レクリエーションが開発を手がけ、4月14日にオープンした同施設はホテルのほか、映画館、劇場、ライブホールなどのエンターテインメント施設を備える。空港アクセスバスは両空港と歌舞伎町間を乗り換えなしでアクセスできるようにし、街の回遊性とにぎわいの創出を目指して開設が進められた。
最短で羽田空港(第2ターミナル)まで35分、成田空港(第3ターミナル)まで1時間30分でアクセスできる。東急トランセの担当者は「特に西武線沿線のお客さまから『便利になった』と声をもらっていて、日ごとに利用が増えている。歌舞伎町周辺ホテルには訪日外国人旅行者が多く宿泊しているが、各ホテルからも『お客さまへの案内がしやすくなり、便利になった』など反響がある」と話す。
東急歌舞伎町タワー発羽田空港方面は5時50分から18時20分まで、羽田空港発歌舞伎町タワー方面は9時から22時5分まで運行する。成田空港行きは6時30分から16時まで、成田空港から東急歌舞伎町タワー行きは8時40分から19時30分まで運行する。
担当者は「都心部は交通集中により道路混雑が発生しやすいため、東京空港交通と既存路線の運行実績データを基にした時間帯別所要時間設定を行っている」と話す。
来年の4月までは、同施設の開業を記念したラッピングンバスを運行する予定。