日本のサッカー文化を盛り上げるビームス（渋谷区）のプロジェクト「BEAMS SOCCER（ビームス サッカー）」が始動し、企画第1弾が4月26日から新宿の「BEAMS JAPAN（ビームスジャパン）」（新宿区新宿3、TEL 03-5368-7300）で行われている。

1階入り口に展示した全60クラブのユニホーム

　日本初のプロサッカーリーグとして1993（平成5）年に開幕した日本プロサッカーリーグ「Jリーグ」。30周年を迎えることを記念し、これまでを振り返る。プロジェクトリーダーの佐野明政さんは「41都道府県にJリーグは現在60クラブ、当社は約160店舗を擁する。共に地域を大切にし、地元のサポーターやお客さまとコミュニティーを育んできた。身に着けるものを通じて好きなスポーツや街の話題、クラブや選手を応援する気持ちがつながって、日本全国で活発な交流が生まれたらと考えた」と話す。

　店舗入口にはJ1、J2、J3全60クラブのユニホームを展示する。Jリーグが開幕した記念日である5月15日からはオリジナルJリーグキングTシャツを数量限定で販売する。ほかに各地の銘品とサッカーを掛け合わせた12の商品を企画し販売する。和歌山県産のレフェリータオルや、香川県産のアシスタントレフェリーうちわ、兵庫県産の芝生ビーチサンダルなどをラインアップする。

　5階のギャラリーでは「Jリーグマニアの部屋」と題し、Jリーグの30年を振り返る映像を流すほか、コレクターズアイテムを展示する。同ギャラリー内の様子は3Dスキャンによる360度画像をオンラインでも公開する。

　佐野さんは「1993年の開幕から約2年間の数々の名勝負をフルマッチで収めたVHSテープ約500本やJリーグの30年を振り返る特別編集映像は特にお薦め。自分自身もファンの一人として、好きなクラブや選手を応援する気持ちを通して街や人と深くつながれることが、サッカーなどスポーツのいいところだと感じてきた。展示を見て、いろいろな思い出をかき立てられながら、居合わせた人やスタッフとサッカー談義に花を咲かせてもらえたら」と呼びかける。

　営業時間は11時～20時。5月29日まで。