新宿に旗艦店を構える「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」(新宿区新宿3、TEL 03-5368-7300)プロジェクトリーダーの佐野明政さんが7月4日、サッカーJリーグ「川崎フロンターレ」タウンコミュニケーション部部長の天野春果さんと、「ファッションとスポーツ」をテーマに対談を行った。主催はNESTBOWL(港区)。
新宿区内にある国立競技場(霞ヶ丘町)が対談場所となった。1964(昭和39)年に行われた東京オリンピックのメイン会場となった旧国立競技場が2014(平成26)年、56年の歴史に幕を閉じた後、2016(平成28)年に現競技場の建設に着工。2019年11月に完成した。2021年に「東京2020オリンピック・パラリンピック」のメインスタジアムとして使われ、今年4月からは「国立競技場スタジアムツアー」なども行っている。
佐野さんは「国立競技場は非常に立地に恵まれたスタジアム。世界を見渡してもこれほど都心にあって、駅からも近いスタジアムはないように思う。最近では競技場外の整備も進み、コンセプトに掲げた『杜のスタジアム』に近づいている。新宿にありながら緑豊かで、人々の憩いの場所になりつつあるこの場所で対談ができてうれしい」と話す。
ビームスジャパンは2019年に銭湯文化を発信するイベント「銭湯のススメ。」を行い、せっけんメーカーとコラボした限定アイテムを販売するほか、銭湯の楽しみ方を提案する情報誌を配布。イラストレーターの長場雄さんが描き下ろしたのれんを都内の全銭湯約550軒に掛け、スタンプラリーを行ったことがきっかけで、天野さんが、東京オリ・パラ大会組織委員だった2020年に企画したTokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13「TOKYO SENTO Festival 2020」にも参画した経緯がある。
佐野さんは「東京都がオリ・パラ開催に向け、スポーツ文化の発信だけではなく、日本が誇るさまざまな魅力を発信する事業の公募を行い、天野さんの企画が数千の中から選ばれた。当社は2020年から新たに『BEAMS SPORTS』を立ち上げた。担当としてビームスならではの視点でスポーツとファッションをつないでいけたらと、さまざまな企画を考えている中で『Jリーグ最強の企画屋』といわれる天野さんと対談ができたらと思った」と話す。
「今年は農林水産省や、国内の駄菓子メーカーなど異業種と共にプロジェクトに取り組み、店頭でも展開してきた。スポーツは人の心を動かし、地域の人を幸せにする力があると思っているので、企画を通して伝えていけたら」とも。
対談はウェブ「NESTBOWL」で8月に公開予定。