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「クリアソン新宿」が新宿区と包括連携協定 サッカー活用し地域課題取り組む

協定書を手に並ぶ新宿区長の吉住健一さん(左)とCriacao代表取締役 丸山和大さん(右)©2020 Criacao

協定書を手に並ぶ新宿区長の吉住健一さん(左)とCriacao代表取締役 丸山和大さん(右)©2020 Criacao

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 新宿区サッカー協会代表チーム「Criacao Shinjuku(クリアソン新宿)」が11月24日、新宿区と包括連携協定を締結した。区と相互の連携強化を図り、サッカーを活用して地域社会の発展、スポーツ振興の推進などに取り組む。

左から新宿区サッカー協会会長 神田隆弘さん、吉住区長、丸山さん、クリアソン新宿チームキャプテンの井筒陸也さん ©2020 Criacao

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 Criacao(新宿区)が運営する同サッカークラブは、一般企業に勤める選手13人、学生3人、元Jリーガー6人を含む選手社員10人の計26人で構成し、現在関東サッカーリーグ1部(J5相当)に所属する。2005(平成17)年のチーム設立当初から「感動を創造し続ける存在でありたい」「世界一のサッカークラブを目指す」をビジョンに掲げ、競技だけでなく、同区内でさまざまな活動を行ってきた。

 同協定ではスポーツ振興のほかに、学校と地域との連携に関すること、多文化共生の推進、健康寿命延伸や健康づくりに関すること、観光・産業振興や地域商店街の活性化などについてを、主な連携項目に挙げる。

 協定締結式で新宿区長の吉住健一さんは「当区には120を超える国の人がいて、そうした多様な方々とのスポーツを通じた交流を目的にした『新宿グローバルカップ』の運営や、『新宿シティハーフマラソン』にボランティアを派遣するなど、これまで同クラブに協力いただき感謝している。コロナ禍において連携しながらよりポジティブなメッセージを発信し、元気で明るいイメージの街として発展していけたら」と話す。

 Criacao社長の丸山和大さんは「新宿を拠点に活動を始めて6年、代表チームになって2年、協会と一緒になって社会貢献活動にも取り組んできた。新型コロナウイルスの影響で活動が難しい期間には、室内トレーニングメニューを作成し、新宿区を中心とする約180の団体にオンラインでの提供などを実施した。サッカーの力で少しでも人々をつなげ、区が掲げる『新宿力』を体現するために貢献し、地域コミュニティをつなげるハブになっていければ」と意気込みを見せる。

 吉住区長は「区で活躍するさまざまな団体からの推薦や、商店会からも同クラブを応援したいといった声を多くいただいた。万国共通とも言えるスポーツを通じてコミュニケーションを取り、その中で相互理解を深め、区民同士、親しい間柄を作っていけたら」と期待を込める。

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