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新宿のビームスジャパンが国内5地域の魅力発信 ふるさと納税返礼品も監修

岐阜県瑞浪市の一器多様な仕切り皿「深山/イゾラ パレットプレート」

岐阜県瑞浪市の一器多様な仕切り皿「深山/イゾラ パレットプレート」

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 全国各地の名産品やその土地の魅力発信に取り組むビームスが、国内5地域のふるさと納税返礼品を企画監修した。現在、その一部を新宿の「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」(新宿区新宿3)で展示販売している。

兵庫県西脇市の「SQUARE BOX トートバッグ」

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 2016(平成28)年から、日本の技術や伝統に裏付けされたもの、国内ブランドが手がけるウエアやファッションアイテムなどを国内外に伝えてきた同店。地方自治体や異業種ともたびたびコラボレーションし、「ふくしまものまっぷ」や「大名古屋展」などのイベントを展開するほか、ガイドブックなども発行してきた。

 2019年からは「ふるさと納税返礼品監修プロジェクト」に取り組み、同店を築く中で培った視点やノウハウを生かして商品の企画・開発の監修やサポートを行い、各産地への還元を目指している。2022年度は岐阜県美濃加茂市と瑞浪市、三重県志摩市、兵庫県西脇市、北海道白糠町の5地域の返礼品を監修し、計27の事業者と共に181品目を手がけた。今回その一部を店頭で展示、販売する。

 3度目の監修となる美濃加茂市は6事業者と全24品を手がけた。担当者は「市内に多く自生する『アベマキ』の放置など里山林が地域の課題になっている。今回はそうした地域産材を使ったカッティングボードやローチェアなどを監修した。美濃加茂市との取り組みを知った近隣の瑞浪市からも一緒に何かできたらと連絡をもらった。美濃焼、東濃ひのきの一大産地でもあり、一器多様な仕切り皿や木工品をラインアップした」と話す。

 志摩市とは、自然が生んだ個性的な形が特徴的な「バロック真珠」を使ったアクセサリーやDIYキット、真珠加工の副産物を使ったせっけん、養殖時に使ういかだの木材「ナル」を使ったイヤーカフなど、名産品である真珠を中心としたグッズを展開する。

 昨年に続き2度目の監修となる西脇市は、地域資源の播州織(ばんしゅうおり)を使ったウエアやバッグのほか、栽培品種が年々増えているという同市産のイチゴを使った商品などをそろえる。白糠町は名産品の「イクラ」にまつわる食器類を制作した。

 担当者は「各地域が持つ地場産業のアップサイクルシステムや廃棄ロスなどにも注目した。当取り組みが地域支援、地域活性につながれば」と話す。

 営業時間は11時~20時。12月12日まで。

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