小田急百貨店がプロデュースする食品売り場「SHINJUKU DELISH PARK(シンジュク デリッシュ パーク)」(新宿区西新宿1)が、新宿駅西口地下街「小田急エース」北館にオープンして1カ月がたった。
昨年10月に本館の営業を終了し、隣接する新宿西口ハルクに移転して営業を再開した同百貨店。ハルクの地下2階には食料品45店、地下1階には和洋菓子25店を展開しているが、今回はリニューアル第2弾として、約1000平方メートルの区画に28店を出店する。
メインターゲットは新宿西口のオフィスワーカーで、「行き交う人の“ちょっと”を満たす」をコンセプトに掲げ、6ゾーンで構成する。他のゾーンより早い平日朝8時に開店する「PARK1」は、「クイックデリ&チャージ」をテーマに弁当、総菜、パン、生搾りのジュースなど11店を並べる。「OZとハルコの旅するベーカリー」は同百貨店と雑誌「オズマガジン」、「ベーカリーズキッチン オハナ」がコラボしたパン店で、地方の食材を使った「旅するタルティーヌ」などを提供する。「沼津すし之助」は静岡県沼津に本店を構える地魚回転すし店の初の物販業態。
同百貨店新宿店営業企画部、食品統括マネジャーの塚本和貴さんは「PARK1エリアは朝から夜までさまざまなシーンで利用され、にぎわっている。『便利で毎日利用している』『手軽にごはんを買える場所ができでありがたい』といった声ももらっている」と話す。
「PARK2」は「リフレッシュスイーツ&スープ」ゾーンで、スープ店「ウーマミ ヘスタ スープスタンド」のほか、プリン、焼き菓子、チョコレートなどを提供する店が並ぶ。「PARK3」は焼き菓子、ケーキ店などから成る「リフレッシュスイーツ」ゾーン、「バラエティーマーケット」ゾーンと位置付ける「PARK4」と「PARK5」にはパンやドーナツ、オーガニックや自然食品を扱う店が並ぶ。「PARK6」は全国各地のラーメンを期間限定で提供するイートインコーナー「#新宿地下ラーメン」を開設する。
塚本さんは「PARK3エリアは年末年始の手土産需要の高まりもあり、『あげもちCocoro』や『サブレミシェル』のかわいいデザイン缶のおかきやサブレが人気だった。『#新宿地下ラーメン』の反響も大きく、多い時は100人以上の列ができる。店舗が替わるごとに利用するリピーターもいる」と話す。
今後は、ハルク地下1階、2階に展開する食品売り場と連動した企画なども予定する。
営業時間は平日=10時~20時30分(PARK1とPARK2の一部は8時~、PARK6は10時30分~21時30分)、土曜・日曜・祝日=10時~20時(PARK6は21時まで)。