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「新宿御苑森の薪能」 3年ぶり、かがり火ともる能舞台で楽しむ伝統芸能

「新宿御苑森の薪能」舞台風景(イメージ)

「新宿御苑森の薪能」舞台風景(イメージ)

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 能狂言の舞台「第34回 新宿御苑森の薪能~かがり火に浮かび上がる幽玄の世界~」が9月29日、新宿御苑(新宿区内藤町)の風景式庭園で開催される。主催は新宿御苑森の薪能実行委員会、新宿観光振興協会、国民公園協会新宿御苑。

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 1953(昭和28)年に始まったイベント。2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響で中止になり、今回3年ぶりに行う。能は14世紀から演じ継がれている、現存する最古の舞台芸術といわれている。狂言は庶民的な日常生活の中で人々の喜怒哀楽を、笑いを交えて描くせりふ劇。

 狂言の演目「釣針」は、妻を持たない男が「妻を得たくば釣り針で釣れ」とのお告げを受ける物語で、演者は野村萬斎さんほか。能の演目「大江山 替之型(かえのかた)」は武将、源頼光と大江山にすむ鬼神、酒呑童子(しゅてんどうじ)との激しい戦いを描いたもので、演者は観世銕之丞さんほかを予定する。

 同協会の齋藤恵子さんは「他ではなかなかないイベントということもあって再開の要望を多く頂いた。普段は入ることができない夜の新宿御苑で、第一線で活躍される能狂言の演者による幻想的な舞台や豪華な共演を楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 新宿プリンスホテルでは、同舞台鑑賞付きの宿泊プランを販売する。

 開催時間は18時45分~21時。入場料はA席=7,000円、B席=5,000円(S席は販売終了)。雨天時は新宿文化センターで開催。

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