旅行プラットフォームを運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区5)は、20代~70代の男女1,028人を対象に「離島旅」に関する調査を実施した。
離島に行った経験がある人の中で離島の旅が「よかった」と答えた人の回答を基に人気の島をランキング化したところ、沖縄県の「波照間島」(94.9%)が1位となった。2位は「屋久島(鹿児島県)」(93.3%)、3位以降は「与那国島(沖縄県)」(92.5%)、「西表島(同)」(92.0%)、「竹富島(同)」(90.6%)が入り、沖縄離島の人気の高さを示した。
同社の稲葉裕美さんによれば、「波照間島は“波照間ブルー”と呼ばれる海の青さや、空気が澄んでいるためによく見える星空に感動した」との声が多かったという。2位の「屋久島」は縄文杉を始めとする屋久島ならではの生態系が人気である一方、「島の人が優しい」との声もあった。また、3位の与那国島は「海中遺跡」、4位の西表島は「マングローブ」、5位の竹富島は「のんびりとした空気」がそれぞれ人気の理由として挙げられた。
40代以下に人気があるのは、五島列島、屋久島、加計呂麻島、50代以上に人気があるのは、与那国島、波照間島、鳩間島、西面島の順。五島列島や屋久島、与那国島へは飛行機で行くことができる(五島列島は場所によっては空港からフェリー)。フェリーで行けるのは、加計呂麻島(奄美大島から)、竹富島(石垣島から)、小浜島(石垣島から)、波照間島(石垣島から)。
アンケートでは、離島に「行ったことがある」または「行ったことはないが、興味がある」と回答した人に、離島のよいところを聞いた。その結果、1位は「手つかずの自然」(69.0%)、続いて「独自の文化」(45.9%)、「人とは違う場所に行くというワクワク感」(40.5%)となった。原生の自然や独自の文化に魅力がある「離島」は近年、空路や海路が拡充され、身近な旅行先となりつつある。