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「歌舞伎町一丁目地区開発計画」本格着工 ホテル・劇場・映画館など一堂に

大久保方面(北西側)から見た外観イメージ。新しい歌舞伎町のシンボルとして、水とアーチをモチーフにした「女性的」で柔らかい形のデザイン (提供:東急電鉄・東急レクリエーション)

大久保方面(北西側)から見た外観イメージ。新しい歌舞伎町のシンボルとして、水とアーチをモチーフにした「女性的」で柔らかい形のデザイン (提供:東急電鉄・東急レクリエーション)

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 新宿の歌舞伎町シネシティ広場に隣接する「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」について8月5日、事業主体である東急電鉄と東急レクリエーションが新築工事の本格着工を発表した。2022年に地上約225メートルの高層複合施設の開業を予定する。

外装デザインを手がける永山祐子さん

 1956(昭和31)年に「新宿東急文化会館」として開業した「新宿TOKYU MILANO」跡地を中心とする、約4600平方メートルの敷地で進む開発。映画館、スケートリンク、ボウリング場など娯楽施設が入った旧施設は2014(平成26)年に閉館した。新たに建つビルは地上48階、地下5階で、飲食店などのほか、8~11階に約850席を有する劇場、12~15階に約8スクリーンの映画館、17~47階にホテル、地下1~4階には最大約1500人を収容するライブホールを配置する。外装デザインは「2020年ドバイ国際博覧会」日本館のデザイナーにも選ばれた永山祐子さんが手掛ける。

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 事業概要説明会に登壇した東急電鉄 開発事業部の田島邦晃さんは「新宿は、江戸時代に宿場町として生まれ、人や物が行き交った街。戦後は当時の町会長だった鈴木喜兵衛が、歌舞伎座誘致を計画するなどしてまちづくりを考えた歴史的背景もある。今後、東京が国際的に発展していく中で『観光』を一つのテーマに、街の核となるような新たな都市観光の拠点を創出できたら」と話す。

 シネシティ広場に面し、映画イベントや地域と連携した音楽イベントを行うなど、広場との一体利用が可能となる屋外ビジョンや屋外ステージも計画する。1階にはリムジンバスの乗降場も設け、成田・羽田空港からダイレクトにつながるバスルートを形成し利便性を高めるほか、西武新宿駅前通りのリニューアルなども併せて行う。

 「2022年に迎える当社創業100周年事業としての取り組みでもあり、多様な大衆娯楽文化を世界に発信する複合エンターテインメント施設として、都市文化体験を提供していけたら。街と一体となって人や物、コトが循環し、歌舞伎町全体の賑(にぎ)わいにつなげていきたい」と意気込みを見せる。

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