デジタルサイネージ(LEDビジョン)が小田急電鉄新宿駅西口地下コンコース外に設置され、6月18日から試験的に映像を配信している。
小田急エージェンシーと小田急電鉄(共に新宿区)が共同で設置したもので、小田急のデジタル媒体の中で最大級のサイズとなる縦1.92×横10.24メートルのシステム。7月1日に本格始動する予定で、現在は「小田急でんき」など同グループのサービスなどを紹介した映像を配信している。
天気や気温などの環境情報、商品販売状況など在庫情報に基づいた広告表現を可能にする機能などを搭載する。担当者は「順次IPカメラで通行する人の属性、流動などを計測する機能も備える予定。将来的には、性別や歩いている方向などを長期的に計測することで、配信内容がどのような方々に届いているかを分析したり、通行する人に提供すべき情報をよりリアルタイムに発信したりしていければ」と話す。
「改札に向かって行く方や、構内で待ち合わせしている方などが目を向けてくださり、『映像が大きくてきれい』など、声を掛けてくださっている」と言い、「既存の『新宿駅西口デジタルピラー(デジタルサイネージ・46面)』や『新宿駅南口デジタルピラー(同・20面)』と組み合わせた上映など、新宿エリアで一体的な映像展開もできるので、今後活用していけたら」と意気込みを見せる。