「ドクターストレッチ」などを展開するフュービック(新宿区百人町1)で1月25日、野球解説者の鈴木尚広さんが「ストレッチとけがの関係性について」をテーマにセミナーを開いた。主催は一般社団法人ジャパンパートナーズストレッチ協会。
鈴木さんは福島県相馬市出身。福島県立相馬高校卒業後、1996年ドラフト4位で巨人に内野手として入団。その後外野手に転向後は「盗塁のスペシャリスト」としてプロ生活を送る。代走からの盗塁132回は日本プロ野球記録。盗塁成功率歴代 1 位(200 盗塁以上)82.91%、2008年ゴールデンクラブ賞、日本シリーズ優秀選手賞、2015年オールスター出場経験など持ち味の足で数々の記録を残した。
同協会は、同社黒川将大社長主導で昨年 5 月に発足。ストレッチ専門店の人気が高まる中、技術レベルの不安定さも課題となっていた。今回のセミナーでは、鈴木さんが20年間プロ生活で培ってきた経験から「ストレッチの本質」を知り「ストレッチの重要性」を理解できるよう、主に一般トレーナーを対象に開いた。
鈴木さんは選手自身がストレッチの重要性を感じていることを踏まえ、「ストレッチはけが予防にも効果的。提供する側のトレーナーたちに大切なことを僕の経験を通して知ってもらえれば」と話した。