新宿で日本遺産出羽三山シンポジウム 写真家、山伏らがパネルディスカッション

石段が続く羽黒山の杉並木は、観光ガイド日本編「ミシュラン・グリーンガイドジャポン」で3つ星として紹介されている

石段が続く羽黒山の杉並木は、観光ガイド日本編「ミシュラン・グリーンガイドジャポン」で3つ星として紹介されている

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 新宿区立四谷区民ホール(新宿内藤町87)で2月9日、日本遺産出羽三山シンポジウム「出羽三山、時空を歩く~日本遺産『生まれかわりの旅』~」が開催される。

 山形県庄内地方の魅力を、地域文化情報誌「Cradle(クレードル)」などを通じて発信する出羽庄内地域デザイン(山形県鶴岡市)が、出羽三山「生まれかわりの旅」推進協議会からの委託を受け行うもの。

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 庄内地方と内陸地方の間にそびえる羽黒山、月山、湯殿山の出羽三山巡りは、江戸時代に「生まれかわりの旅」として庶民の間に広がったという。2016年4月には、地域に点在する遺産を活用し、地域活性化を図ることを目的にした文化庁の「日本遺産」にも認定された。

 同誌編集長で同イベントのコーディネーターも務める小林好雄さんは「出羽三山は過去、現在、未来を表し、西の伊勢参りに並び、生涯に一度歩けばご利益があると伝えられてきた。樹齢300年を超える杉並木に包まれ、2446段の石段から始まる風景には時空感が感じられ、ゆっくりと歩くだけで日常から少し離れ、自分自身を取り戻せるような体験ができるのでは」と話す。

 現地を何度も訪れ、歴史と文化に精通する4人によるパネルディスカッションを予定する。「写真家の稲田美織さんは伊勢神宮の式年遷宮に関わる撮影も手掛けてきた。出羽三山でも多くの写真を撮られ、今回はその映像も含めて紹介する予定。坂本大三郎さんは、東北を拠点に活動する山伏で、『山伏と僕』など山伏体験を本にまとめ伝えている一人」と小林さん。

 ほかに東京在住で会社を運営しながら山伏として活動する大槻レナさん、写真家のエバレット・ブラウンさんが登壇。

 「近年は山伏修業に訪れる人も増えている。若い方や女性をはじめ、都会の生活に少し疲れを感じたり、自然に癒しを求めたりしたいと思う方に魅力を伝えられたらと、新宿での開催を決めた。平日の夜なので、仕事帰りなどに気軽に足を運んでもらえたら」と呼び掛ける。

 19時開場、21時10分閉会。定員400人(要申し込み)。参加無料。