小田急百貨店新宿店（新宿区西新宿1、TEL 03-3342-1111）本館11階で1月31日より、「第15回 かまぼこ板絵国際コンクール 小さな美術展」が開催される。

　同コンクールは、かまぼこ製造会社の鈴廣（神奈川県小田原）が創業120周年記念事業として始めたもの。「食べた後に残るかまぼこ板に、もう一度新たな命を吹き込む」というコンセプトの下、1982（昭和57）年に第1回を開催。以降、隔年で行っており、今年で30年目を迎える。

　今回の応募総数は、海外からのものも合わせて5661点。画家の久里洋二さん、画家で美術評論家の谷川晃一さん、編集者で評論家の山田五郎さんなど、6人の審査員により入賞や特別賞などを選出した。

　同展では、応募された全ての作品や、漫画家の蛭子能収さんやコラムニスト辛酸なめ子さんなどの招待作家が手掛けたものを一堂に展示する。「かなりユニークな作品がそろう展示。幅広い方に楽しんでいただけると思う」（同社）。

　期間中は、同展の実行委員長でもある久里さんによる「似顔絵プレゼント」（2月1日、11時～・14時～・15時～、各回先着20人）、招待作家として作品を出店する絵本作家のあだちなみさんによる「みんなで草原をつくろう」（2月2日、14時～ 中学生以下先着25人）、木のおもちゃ作家の遠藤裕さんによる「かまぼこ板 木工教室」（2月3日、11時～・13時～・14時～・15時～、中学生以下限定、各回先着25人）などの参加型イベントも開催する。

　開催時間は10時～20時（最終日は16時まで）。2月4日まで。