新宿南口の「ギャラリー新宿座」(新宿区新宿4、TEL 03-3356-8668)で12月22日より、企画展「新宿秘宝館」が開催される。
アートやデザインをはじめ、さまざまな分野で活躍している編集者で写真家の都築響一さんによる企画展。かつて三重県にあった「鳥羽SF未来館」(2000年に閉館)で展示されていた人形など、都築さんのコレクションの数々を展示する。
コーディネートを担当した三戸さんは、「以前から都築氏が鳥羽SF未来館で展示されていた人形を所有されていることは存じていて、いつかその人形を使った展覧会が開けないものかと考えていた。そんな折、ギャラリー新宿座がグランドオープンを迎えることになり、実に十数年ぶりに『新宿秘宝館』として皆さまに見ていただける運びとなった」と話す。
展示は「昭和の名残である秘宝館を再現した」ものになるという。「当時は『キワモノ』としか扱われなかったが、視点を変えれば『昭和のアート』となり得る力強さを強く主張しているように思える。それらは『アートとは何か』を問い掛けているように感じる」
期間中の週末には、ゾンビ・パフォーマンス・ユニット「ゾンビーナ」による「ゾンビバー」も開催。「ゾンビドリンク」を提供するほか、有料でゾンビメークも体験できる(以上500円)。「『秘宝館』は、滅びゆくサブカルチャー的な存在。終末感を漂わせる空間の中で、退廃的な象徴の一つであるゾンビがうごめく。そういういまだかつてないコラボレーションをやってみたら楽しいよね、という作家との悪乗り」と三戸さん。
開催時間は12時~20時(日曜は17時まで)。入場料=1,000円。18歳以下は入場不可。月曜、年末年始(12月31日~2013年1月3日)休廊。ゾンビバーの営業日は12月22日・29日、2013年1月12日・19日・26日(各日15時~20時)。2013年1月27日まで。