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歌舞伎町周辺が学生アート発表の場に-「学生クリエイターズ・フェスタ」開催へ

シネシティ広場イベントイメージ図

シネシティ広場イベントイメージ図

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 「新宿モア4番街」「歌舞伎町セントラルロード」「歌舞伎町シネシティ広場」「東京都健康プラザハイジア」「区立大久保公園」を舞台に10月15日より、学生のアート作品の展示やライブなどさまざまなアートイベントを実施する「学生クリエイターズ・フェスタ in 新宿 2011」が開催される。

モア4番街展示空間イメージ図(関連画像)

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 全国の大学・専門学校21校が参加するコンペティションを行い、「空間デザイン部門」には15校20作品、「デジタルデザイン部門」には9校71作品の応募があった。作品は歌舞伎町かいわいの会場に展示され、審査員の審査と来場者によるスマートフォンなどでの人気投票を行う。

 15日(13時~16時)には新宿区役所本庁舎(歌舞伎町1)5階大会議室で、「キックオフ・フォーラム」(参加無料、定員100人、予約制)を開催。新宿区長や大学教授、クリエーターをパネラーに迎え、希薄化する「まちと人」「人と人」の関係を、アートやクリエーティブ活動はどう関われるのか、アートが新しい街作りの手段となりえるのかを考察する。

 15日・16日(11時~20時)には新宿モア4番街と歌舞伎町セントラルロードで、サウンドプロデューサーの田中宗隆さんと専門学校の学生がコラボレーションした「サウンディングプロジェクト」を開催。新宿の街のノイズや自然の音源を加工し、オリジナルサウンドと編集。歌舞伎町を訪れた各国の人々のメッセージと共にミュージック・コンクレートとして発表する。

 15日・16日(18時~20時)にはシネシティ広場で、ライティングプロジェクト「歌舞伎町・光・再起動・かぶく人々」を開催。照明デザイナー面出薫さんが武蔵野美術大学のゼミの学生と、周辺のビルへさまざまにうごめく影を投影するライティング・パフォーマンスを行う。

 22日・23日(14時~15時)にはシネシティ広場で「デザインTシャツオークション」を開催。Tシャツはコンペティション参加校やアーティスト、タレント、デザイナーなどがデザイン。作品は21日まで「東京都健康プラザハイジア」で展示し、売上金は震災の義援金として寄付する。

 21日~23日(11時~17時)には区立大久保公園(歌舞伎町2)でオリジナル工芸品の展示・販売を行う「アートバザール」を、17日~23日にはシネシティ広場特設ステージで、ロック、ジャズ、J-pop、K-pop、コーラスをはじめストリートダンスやDJなど、幅広いジャンルの学生音楽フェスティバルを開く。イベント・プログラムの詳細はホームページで確認できる。

 同イベントは将来、会場を新宿駅西口エリアにも広げ、国内の参加校を拡大し、アジアの学生・クリエーターによるアートの発信拠点となるよう、アートや文化の新たな「インキュベーター都市新宿」を目指すという。

 「『つながりの誘発』をテーマに、ソーシャルネットワークが持っている『つながり誘発していく要素』を具現化したのがこのイベント。人と場所と作品が有機的につながっていくことで熱量が生み出され、『誘発のきっかけ』となることを期待している」と同実行委員会・広報事務局の鴨志田さん。「一人ひとりの熱量を、新宿という場所をきっかけに、人が移動し、場所に伝染し、それぞれの人や場所からネットに広がり『熱量を世界に広げていく』――そんなイベントになれば」とも。

 今月23日まで。

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