新宿バルト9（新宿区新宿3、TEL 03-5369-4955）シアター5で6月11日、「攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」の神山健治監督の生コメンタリー付き上映会が開催される。

　同作は、「情報ネットワーク」と「サイボーグ技術」の発達により人々の意志が電脳でつながれた未来を描く、士郎正宗さんのコミックを原作にしたSFアニメーション。複雑化する犯罪の根を事前に探し出し除去する組織、内務省直属の独立部隊「攻殻機動隊」を描いたシリーズの3作目となる。「東のエデン」の神山監督が3D立体視作品として演出し、「見る人を電脳化する」をテーマに本編全てのカットを3D表現化。サイボーグ目線に登場するインターフェースは目の前に飛び出してくる演出を施した。

　3月より劇場公開が始まった同作品、9館のみでの上映ながら観客動員数が既に10万人を突破。それを記念して、神山監督による生コメンタリー付き上映が決定した。「本編上映には神山監督などゲストの音声がかぶるので、作品本編のみをご覧になりたいお客さまはご遠慮ください」と同劇場スタッフの矢吹さん。「監督のほか石井朋彦プロデューサーも登壇予定。各シーンについての思い出、苦労話などを監督の『生の声』と共に楽しんでほしい」とも。

　チケットは、オンライン予約システムの「KINEZO」では9日0時より、劇場窓口では9日劇場オープン時より発売。詳細は劇場のホームページで確認できる。

　上映は24時30分から（翌:3時30分終了予定）。当日の模様はユーストリーム、ニコニコ生放送でも生中継予定。