新宿スタジオアルタ(新宿区新宿3)は10月3日未明、「2016年オリンピック開催地決定の投票・発表」の模様を新宿駅東口の大型ビジョンで生中継し、開催地が「リオデジャネイロ」になったことを伝えた。
同ビジョンは3日1時30分すぎ、デンマーク・コペンハーゲンからの国際映像と都庁内会場で開催中のイベントの模様を約30分間中継した。同時間に渋谷ハチ公前交差点の「マイテイビジョン渋谷」でも中継を流した。
国際オリンピック委員会(IOC)総会では、鳩山総理大臣ら各国の代表者がシカゴ(米)、東京、リオデジャネイロ(ブラジル)、マドリード(スペイン)の順にプレゼンテーションを行った。投票は3日0時10分(現地時刻2日17時10分)すぎから始まり、過半数を獲得する都市が出るまで最下位を除外する形で繰り返し行われた。
ビジョン前では、決定の瞬間に拍手し歓声をあげる通行人、東京が開催地になれなかったことを知り残念そうにビジョンをながめる通行人がいた。
同社の斉藤さんは「決定の瞬間の興奮と感動を、現地からのリアルタイム映像で街頭ビジョンの大型モニターを通じて東京の街にお伝えできた。今後も大型ビジョンでのライブ中継を行い、リアルタイムならではの人々の一体感を作り出していきたい」と話す。