「東京五輪招致」大規模イベントに1万人超-北島選手ら応援呼び掛け

石原慎太郎都知事と「2016年東京誘致応援党」党首に就任した北島康介選手

石原慎太郎都知事と「2016年東京誘致応援党」党首に就任した北島康介選手

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 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会(新宿区西新宿2)は12月12日、国立代々木第一体育館(渋谷区)で、2016年の東京開催を呼びかける「東京オリンピック・パラリンピック誘致サポーター大集合!代々木集会」を開催した。

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 同イベントでは、来場した1万人以上のサポーターたちに向け、競泳金メダリストの北島康介選手と石原慎太郎都知事の対談ほか、さまざまな応援パフォーマンスが行われた。「2016年東京誘致応援党」党首に北島選手が就任することも発表され、陸上競技の為末大選手、体操の森末慎二選手、サッカー解説者の前園真聖さんなど多くのアスリート関係者から届いたビデオメッセージも上映。そのほか、市川右近さんと市川弘太郎さんによる歌舞伎「連獅子」、プロの創作和太鼓集団・鬼太鼓座(おんでござ)による和太鼓の演奏、東京オリンピック・パラリンピック招致大使・古田敦也さんによるスピーチも会場を大いににぎわせた。

 石原都知事は「東京は既存の設備を使用できるし、安全面も問題ない。すべての面で条件はそろっているが、住民からの支持率が低い。都民の支持さえあれば、実現は可能だ。夢と感動を人々に与えるオリンピックを東京で開催することで、子どもたちのために大きな遺産を残したい。その上、五輪は3兆円もの経済効果をもたらす。福祉や教育も大事だが、オリンピックを東京で開催できるよう招致活動に力を入れるべき。オリンピックが我々に与える感動で心が豊かになり、最大の福祉と最大の教育になると思う」と話す。

 北島選手は「生まれも育ちも東京。招致活動を通じてもっと東京が盛り上がればと思う。オリンピックの素晴らしさを多くの人に、多くの子どもたちに伝え、夢や感動を与えていきたい。選手は招致活動を発信しやすいので、みんなで呼びかけていきたい」と意気込みを語った。

 同委員会担当者は「来場者は当初の予定を上回る11,000人にも上り、最初から最後まで非常に盛り上がった。五輪では何ものにも変えがたい体験ができる。もし実現できれば、54年ぶりの国際イベントとなるのでぜひ東京で開催したい」と話す。

 今後の招致活動の予定。
 2009年2月にIOC(International Olympic Committee・国際オリンピック委員会)へ「立候補ファイル」を提出、4月中旬にIOC評価委員による立候補都市視察、6月にIOC委員に対するテクニカルプレゼンテーション、9月にIOC評価委員会報告書発表、10月に第121次IOC総会で2016年の開催都市が決定する。

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