世界最大のWi-Fiコミュニティー「FON(フォン)」を運営するフォン・ジャパン(目黒区)はライブドア(新宿区歌舞伎町2、TEL 03-5155-0100)と業務提携し、2月4日よりライブドアの運営する公衆無線LAN接続サービス「ライブドア・ワイヤレス」の全アクセスポイントがFON対応になったと発表した。
「FON」とは、無線LANアクセスポイントを共有するシステムで、個人が設置したFON専用無線ルーターを常に利用可能なアクセスポイントとして、すべてのFONユーザーに開放するもの。現在はアクセスポイントを有料で使用するコースなど、さまざまな利用方法を提供している。
「ライブドア・ワイヤレス」は東京都23区の屋外エリアを中心に約2,200カ所のアクセスポイントを保有しており、都心部の住宅地を中心に全国で約31,000カ所のアクセスポイントを保有するFONはこの提携によってJR山手線圏内の80%を網羅することになる。提携アクセスポイントの名称は「FON_livedoor」。FON担当者は「山手線圏内の駅や商店街周辺など、ネット接続可能エリアが大幅に拡大する」と話す。
現在「ライブドア・ワイヤレス」ユーザーからFONアクセスポイントへの接続はできないが、FONユーザーが「FON_livedoor」にアクセスした場合、最初の画面に「livedoor」ポータルサイトが表示される仕様になっており、ライブドアは自社サイトへの集客向上を見込んでいる。今後は両社で双方ローミングなどさまざまな提携業務に向けて検討を進めるという。
エキサイト、日本版「FONマップ」を公開-無線LAN地点表示(シブヤ経済新聞)エキサイトと伊藤忠、英「FON」に出資-無線LAN普及へ(シブヤ経済新聞)ライブドアFON