
写真家・岸幸太さんの写真展「連荘(れんちゃん)12」が6月18日から、新宿「フォトグラファーズギャラリー)」(新宿区新宿2)向かいに併設されているミニギャラリー「KULA PHOTO GALLERY(クラフォトギャラリー)」で開催される。
岸さんが現在取り組んでいるシリーズ「連荘」は、街を歩き写真を撮ることで、「さまざまな街の歴史を嗅ぎ取り、探求を続ける」内容。シリーズを通して新たに制作・公開していく試みだという。同展では15点を展示する。
岸さんは「近年、集中して制作と発表を重ねている『連荘』。12回目となる今回は沖縄県那覇市や宜野湾市、沖縄市や金武町で撮影した写真で構成した。路地裏の家屋や飲食店、放置された廃棄物や街中の人影、普段私たちが街の中で見過ごしてしまうような物のありようや人の姿を記録している」と話す。
「街の様子も人の姿も写真になって初めて見えてくることや考えることが多くある。固定観念を捨てて、まっさらな状態で展示をご覧いただけたらうれしい。会場では、展示と同時に刊行している冊子『連荘』もバックナンバーから全てご覧いただけるので、ぜひ手にとってご覧いただければ」とも。
開催時間は12時~20時。今月29日まで。