コニカミノルタプラザ(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)で現在、ドキュメンタリー・フォトグラファー、ジョージ・スタインメッツさんの写真展「NEW YORK AIR」が開催されている。
現在ニュージャージー州を拠点に活動しているスタインメッツさんは1957年米カリフォルニア州生まれ。1986年以降「ナショナル ジオグラフィック」誌で40本、「GEO」誌で25本以上の特集記事を手掛け、世界報道写真コンテストや「ライフ」誌アルフレッド・アイゼンシュタット賞など数多くの受賞歴を持つ。モーター付きパラグライダーに乗って世界各地の砂漠を空撮することでも知られる。
最新写真集「NEW YORK AIR」の刊行に合わせて開く同展は世界初開催。同書はスタインメッツさんが「ニューヨーカー」誌の特集記事として昨年2月から約1年をかけて取り組んだ、ニューヨークの空撮プロジェクトをまとめたもの。熟練の操縦士が操る小型ヘリコプターに乗り込み、大型の新建築計画や再開発によって変化し続ける都市の現在を切り取った作品62点を展示する。
同社広報担当者は「ニューヨークに行かれたことのある方でも、真上から街並みを見る機会はなかなかないはず。あらためてその大きさやダイナミックさを感じていただけるのでは」と話す。「同時に昭和の新宿の変容を記録した写真展も開催している。新宿の昔とニューヨークの現在。時代は違うが、二つの都市の移り変わりを見比べていただくのも楽しみ方の一つ」とも。
開催時間は10時30分~19時(最終日は15時まで)。入場無料。11月24日まで。期間中無休。